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原点の高知 渋野日向子が笑顔に込めるメッセージ

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ事前(11日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

あれからまだ2年。2018年のプロテストに合格した渋野日向子にとって、フル参戦初年度となった19年の初戦がここ高知だった。当時はまだ、大勢のルーキーの中の一人だったが、渋野はいきなり優勝争いを繰り広げた。

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最終日は鈴木愛大山志保と同組でプレー。「お二方にはファンも多くて、自分にも『頑張って!』とか『ナイスショット!』と言ってくれて、プロの世界はすごくいいなぁと思いました」と新鮮な喜びの中で6位フィニッシュ。その後の大活躍の原点となった。

周囲の期待だけでなく、自身が抱く期待も段違いに高くなり「欲を言うと、一昨年よりも良い位置で…って思ってしまうところもあるけど、一昨年より“内容の良いゴルフ”ができればいいかなと思います」というのが今年の抱負。

「自分の中でやりたいスイングができたとか、狙っている幅に入ったとか、縦距離が合ったとか。ちょっとしたことを積み重ねていきたい」と、結果だけにこだわらず、そのプロセスも重視している。

皮肉にも、自身の成長を感じるのは「一昨年より、コースが狭く感じているかもしれない」という事実だ。「左右のラフを選ぶなら『こっちはOK』とか考えているので…。片方を消すと、狭く見えちゃうのかなと思います」と笑った。

渋野ら黄金世代が10年前の東日本大震災に遭遇したのは小学校6年のとき。「何がなんだか分からない状況だった」と事の重大さをすぐには理解できなかったが、今ではがらりと立場は変わった。プロゴルファーとして人々を勇気づけたり、元気づけたりしたいと渋野は言う。

「それは、ゴルフとなるとバーディを獲ること。ゴルフ以外でも、立ち居振る舞いとか、最後まで諦めないところとか、持ち味にさせて頂いている笑顔だったり…そういうところかなと思います。調子が悪いと、どうしてもできない瞬間があるけれど、こういう大事なときこそ、そうしていけたらいいと思う」。今週は、笑顔にも特別なメッセージを込めていく。(高知県香南市/今岡涼太)

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