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渋野日向子 新たなスタイルで目指す米ツアー参戦の青写真

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(7日)◇琉球GC(沖縄県)◇6561yd(パー72)

2021年初戦を通算5アンダー13位で終えた渋野日向子。60台で回ったのは2日目だけで、最終日は3バーディ、4ボギーと今大会初のオーバーパーとなる「73」。出だしの1番でつまずき、「(メンタル面で)ちょっとダメージありました」と肩を落とした。

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グリーン左サイド、ティフトン芝の密集地帯からの3打目を「“ちゃっくり”しました」とショート。カラーからのパットを寄せきれずボギーを先行させた。「(ミスショットした3打目は)エッジからピンまでが近かった。もうちょっと振り切らないといけなかったけど、(スイングが)小さい振り幅になってしまった」

風に加えて雨も降り注いだ。それでも「この雨の中でやれたのは貴重な経験だったかもしれない」と前向きにとらえた。

2020年のオフ期間を経て、6番アイアンを2本、ウェッジを4本投入とセッティングを大幅に見直した。「(4日間通して)それぞれ活躍してくれたかなって思ってる。長い6番アイアンを入れたことでバーディが獲れましたし、ウェッジも4日間で6個のバーディにつながった。これが合ってくると面白いかなと思う」と総括した。

2019年「AIG全英女子オープン」を制した海外メジャー覇者。今年一年で目指しているのは「ざっというと、アメリカツアーですね」と海の向こうの世界だ。詳細な日程は未定としているが、「スポットで出ることは決まっています」と準備を進めている。

「日本で戦っているだけではアメリカで必要なところは見つけられない。そこで必要なものを見つけて日本ツアーで練習、実戦しての繰り返しだと思う。Qスクール(米ツアーの予選会)までに情報収集したい」

今大会前の世界ランキングは日本勢2番手の13位。コロナ禍で暫定運用されていたランキングは、3月から出場していない週でも変動する通常運用に戻る。ポイントが高い米ツアーでも結果を出すため、まずは日本でニュースタイルの定着を目指す。(沖縄県南城市/石井操)

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2021年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント



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