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230ydしか飛ばなくても…西村優菜の武器は安定感

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日(1日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6585yd(パー72)

6打差を逆転し、ツアー初優勝を挙げた20歳の西村優菜。150cmと小柄で1Wの飛距離は「この身長では飛距離の限界がある」と約230ydにとどまっている。オフのトレーニングの成果を実感し「10ydは飛距離が伸びた」と話す勝みなみには1Wショットで20yd近く差をつけられた。

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一方、今大会開幕前のスタッツでは西村のフェアウェイキープ率は75%で全体1位(今大会後は3位)。勝はショットの不調に長らく悩んでいたこともあり、30%と最下位の89位(同90位)に沈んでいた。勝は大会3日間で66%と復調傾向を示したが、それでも80%の西村が上回った。

優勝争いは“安定感VS飛距離”のコントラストとなり、2人のコース攻略は分かれた。

勝は折り返しの9番(パー5)で2打目をグリーン左奥のラフまで運び、チップインイーグル。2ストロークまで詰め寄られていた差を4打に広げた。ただ、西村は「飛距離があるので(勝の)バーディ(スコアを伸ばす)の可能性は高いと思っていた。その時点では差は気にしていなかった」と自らのプレーに徹していた。

1打差を追って、上がり3ホールを迎え「残り3ホールでパー5が2つ(16、18番)ある。勝選手はすごく飛距離が出るプロ。バーディが必須の状況で自分のマネジメントをしないといけなかった」と言った。いずれのパー5も第2打を刻む選択し、2バーディを奪った。

シーズン序盤に大幅に乱れた1Wは、握ること自体に恐怖心を持った試合もあった。「割と早く(調子が)戻ってくれて良かった。飛距離が出るタイプではないのでやっぱりフェアウェイキープ率は意識して練習している」

それでも、飛距離を求めていることは素直に認める。最も得意とするショートアイアンでチャンスを作り出すためだ。「セカンドでショートアイアンを持てるように、もっと伸ばしたい気持ちはずっとありました。今もできれば5yd~10ydは伸ばしたいと思っている」。20歳の前には限りない可能性が広がっている。(埼玉県飯能市/林洋平)

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2020年 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント



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