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香妻琴乃が単独首位で最終日へ/女子下部

◇国内下部ステップアップツアー◇かねひで美やらびオープン 2日目(9日)◇かねひで喜瀬CC (沖縄)◇6552yd(パー72)

レギュラーツアー1勝の香妻琴乃が2バーディ、4ボギーの「74」でプレー。通算3アンダーで単独首位を守ったが、ショットの乱れに苦しんだ。「バーディチャンスをつくることもできなかった。スコアを落としていく度に、自分で自分を追い込んでいってしまった」。プレッシャーからかパーオン率は初日78%から44%に落ち込んだ。

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「迷わず信じて打つと決めていたのに、最後までそれができなかった。16番のバーディでやっとブレーキを踏めた感覚。アプローチ、パターで耐えて、しのいでという1日だった」。さらに「初日で良くて、2日目で良かったことがない。優勝したときも最終日にまくって勝ったことしかない。メンタルが弱いのか、最終組は苦手ですね」と深いため息をついた。

今季はレギュラーツアー全5戦で予選通過なし。試練の時間を過ごしている28歳だが、これまでのゴルフ人生で一番苦しかったのは、2017年サードQTを通過できなかったことだという。

「いまの状況は、あのときと同じぐらい辛くて苦しいです。去年も今年も予選落ちが続いて、悪いときといいときの差がハッキリし過ぎている。もっと悪いときでもスコアを残せるように底上げをしていきたいんですが…」と説明する。

下部ツアーでは2014年「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」に続く3勝目を目指す。「あすも最終組。自分の苦手な状況だけど、そのなかで、どれだけ自分ができるか試してみたい。パッティングの調子は悪くないし、もちろん優勝も目指している。1回勝ったら何かが変わるかもしれない。スコア的にはトップだけど挑戦する気持ちであすは臨みたい」と力強く前を向いた。

2打差の2位に立浦葉由乃川満陽香理城間絵梨が並んだ。通算イーブンパー5位に堀琴音がつけた。

前週「山陽新聞レディースカップ」を制した石川怜奈は7オーバー36位で2日目を終えた。

今大会はレギュラーツアー9勝で、現在は第一線から退いた諸見里しのぶが初めてコースセッティングに携わった。アンダーパーは2日目を終えてわずか4人となっている。

<上位成績>
1/-3/香妻琴乃
2T/-1/立浦葉由乃川満陽香理城間絵梨
5/0/堀琴音
6T/+1/岩橋里衣米澤有西木裕紀子
9/+2/石川明日香
10/+3/森美穂

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2020年 かねひで美やらびオープン



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