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「着替えようと思ったけど…」小祝さくらは同組・女王の姿にビックリ

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 2日目(28日)◇小樽CC(北海道)◇6695yd(パー72)

賞金女王でディフェンディングチャンピオンの鈴木愛と、地元・北海道出身でホステスプロの小祝さくら、そしてアマチュアの六車日那乃(千葉・麗澤高3年)が同組となった予選ラウンドは、その明暗がくっきり分かれた。

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ホステスプロの小祝にとっては(いろんな意味で)辛抱する一日だった。午後組アウトからスタートして前半は2バーディ、1ボギーの「35」、後半はパープレーの「36」で1アンダー「71」。伸び悩んだ理由は「4、5mのパットが入らなかった」と綺麗に仕上がったグリーンに苦戦したこと。

「強く打つと想像の倍はいって(転がって)しまう」。バックを担ぐキャディからも「無理して打たなく良い」と指摘され、慎重なプレーが続いた。通算5アンダー4位で週末を迎えるが、「きょうのパットだと、あしたから苦戦する」とグリーン上を課題に挙げた。

18歳の六車は、5バーディ、2ボギーの「69」で、小祝と同じく4位で予選ラウンドを通過した。最終18番では、「最近練習していた」という距離のあるガードバンカー(ピンまで25yd)から1mに寄せてバーディフィニッシュ。この日のプレーは「同じミスをしてしまったので60点ぐらい」と厳しい自己評価だったものの、順位を聞くと「10位ぐらいかと思っていました」と目を大きく見開いて、嬉しそうに微笑んだ。

六車は以前から憧れの選手に鈴木の名前を挙げている。開幕前日には練習ラウンドも一緒にしてもらったそうで、「グリーン周りの傾斜の読みが上手くて、すごく勉強になりました」と貴重な3日間の経験にも目を輝かせていた。

その鈴木は、この日「75」で通算3オーバーとして、カットラインに1打足りない63位で予選落ち。「ついてなかった」と声を落とし、「何度入りそうになってもまったく入らん。ジャストタッチの距離で打っているのに(カップを)なめたりする。とにかく運が無かった」と週末を前にコースを去る事態に。「(2週後の)選手権に(運を)貯めておいたと思うようにします」と懸命に切り替えた。

ちなみに、この日は鈴木と小祝が、同メーカーの青シャツに白スカート姿というまったく同じ格好で登場した。「自分的には『お揃いだ』とか思ったんですけど、まずいかなと心配になった」という小祝。「着替えがあれば着替えたんですけど、無かったので…」と、ちょっぴり気まずそうに弁解していた。(北海道小樽市/石井操)

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