大城さつき「ショットは20点以下」でも首位発進 笹生が2差2位
2020年 ニトリレディスゴルフトーナメント
期間:08/27〜08/30 場所:小樽CC(北海道)
再び上位発進の笹生優花 プロとしてのルーティンも模索中
◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 初日(27日)◇小樽CC (北海道)◇6695yd(パー72)
19歳の勢いは止まらない。2週間前にプロ初優勝を飾った笹生優花が1イーグル4バーディ、1ボギーの5アンダー「67」。首位の大城さつきを2打差で追う2位につけた。これで、プロデビューから国内ツアーでは初日を1位タイ、1位、2位という滑り出し。安定した力を見せつけている。
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「ドライバーショットはちょっと曲がっていたけど、セカンドでグリーンに載せることができたので大崩れしなかった」とアイアンショットをこの日のポイントに挙げた笹生。「こんなに良いスコアが出ると思っていなかったので満足です」と好スタートに頬を緩めた。
10番から出たこの日、まずは13番(525yd/パー5)で残り225ydを5Wで1mにつけて会心のイーグル奪取。折り返した後半は、6番(パー5)で6mのバーディパットを沈めると、続く7番(パー3)はグリーン右から60度のウェッジでチップインバーディ。パワーと小技も噛み合って、順調にスコアを伸ばした。
アマチュア時代から多くの試合に出てきたが、プロになって初日の入り方は少しずつ変えている。「初日は難しいというか、気をつけなくちゃいけない日。予選を通らないといけないのですごく大事な日でもあるけれど、力を入れ過ぎちゃいけないっていう部分も、自分のルーティンに入れていかないといけない。そこは少しずつ、試合をしながら慣れていこうと思っています」
ルーティンという言葉が耳に残るが、それは2日目以降の姿勢にも表れている。「自分的には、きのうの準備も、きょうの準備も、あすの準備も同じにしていきたい。なにかを変えようとはしていないです」。毎日の結果に左右されないルーティンづくりが、目下1つの目標だ。
それでも、コースを出ればちょっとした冒険は厭わない。昨晩は北海道名物のジンギスカン料理に挑戦した。「はじめてでした。羊はこんな味がするんだぁって感じでした。普通に食べられましたけど、毎日食べる味じゃないですね(笑)」。大会は残り3日。いまは毎日が成長の日々だ。