銀座の日本刀専門店がスポンサーに 笹生優花
チャリティマッチは2日間で1057人が来場 吉川桃が逃げ切り優勝
◇ISPS HANDA 医療従事者応援!! チャリティレディーストーナメント 最終日(4日)◇伊豆大仁カントリークラブ(静岡)◇6513yd(パー72)
2打差の単独首位から出た22歳の吉川桃が4バーディ、ノーボギーの「68」でプレー。通算12アンダーで逃げ切って優勝を果たした。
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前半で2つ伸ばすと、笹生優花と並んで迎えた後半15番で4.5mのバーディパットを沈めて、勝利を手繰り寄せた。「やるべきことができたし、どのバーディパットもしびれました。伸ばし合いと思っていた。ショットもパットもかみ合っていたわけじゃないが、その中で伸ばせたのが自分の中では成長した点です」と試合を通じて手ごたえを実感した。
優勝賞金は600万円。獲得賞金の一部を地域の医療センターに寄付するチャリティマッチだが、「試合がない中で練習していても、自分の練習はこれであっているのかと思っていた。試合が久々にできていい機会になった」と振り返った。
予選落ちに終わった6月の国内女子ツアー開幕戦「アース・モンダミンカップ」は新型コロナウイルス感染拡大のために無観客で実施された。今回のチャリティでは両日ともに感染予防対策が施され、入場は無料。この日は551人のギャラリーが訪れ、大会2日間で1057人がつめかけた。「今年は無観客だと思っていた。不安はあったが、いつも応援してくれているギャラリーさんもいた。久々に会えてうれしかったし、いいプレーをお見せすることができた」
2020-21年シーズンの目標について「初優勝することと、賞金シードをとることが目標」と掲げ、次戦の国内女子ツアー「NEC軽井沢72」(14日開幕、長野・軽井沢72G北コース)をみすえた。(静岡県伊豆の国市/玉木充)
<上位成績>
1/-12/吉川桃
2/-11/笹生優花
3T/-10/小滝水音、表純子、稲垣那奈子(アマ)
6T/-8/藤本麻子、竹山佳林
8T/-7/林菜乃子、植竹希望、丹萌乃、保坂真由、荒川侑奈、福田侑子