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「いつ始められるか分からない」女子ゴルフ開幕に小林浩美会長

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長は30日、都内で記者会見を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大の状況が厳しいとし「人の健康と命に関わる重大な問題」と強調し、ツアー開幕の時期を見通せていないとした。

JLPGAはこの日、第6戦「スタジオアリス女子オープン」の中止を発表。小林会長は「選手も不安。楽しみにしてくれているファンの皆様にも、本当に申し訳なく思っています」と述べた。

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これまでも政府や自治体からの要請、各スポーツ団体などの動向を注視しながら各大会の開催可否を主催者と慎重に協議してきた。東京都を中心に感染者数が増え「日々状況が変化しており、先が見えない。選手はオリンピックが延期され、モチベーション(の維持)も難しいと思う。主催者と毎週のように話をして丁寧に状況を鑑みるしかない。ただ、いつ始められるか分からない」「開催のハードルは相当高い」と苦しい胸の内を明かした。

世界の主要ツアーでは複数の試合について一斉に延期や中止を発表するが、日本ツアーは主催者に開催の決定権があり、協会主導で方針を打ち出すことが難しい。日程調整に苦慮する選手らもいる。

小林会長は「できれば早く(まとめて)お知らせしたい気持ちはやまやま。ツアーは主催者さんで成り立っており、一つ一つ大事に交渉しないといけない。私たちも(中止となった大会を)できれば本当にやりたいし、政府発表などで状況が変わるため、ぎりぎりまで検討している」と説明した。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)や日本プロゴルフ協会(PGA)とは専門家を交え会議を行い、情報を共有するという。

日本政府が米中韓などからの外国人の入国を拒否していることに伴う影響や、7月末の「大東建託・いい部屋ネットレディス」後に設定された第1回リランキング時期の見直しについては、原田香里副会長らが協議しているとした。

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