渋野日向子が地元岡山で一日警察署長 制服姿で巡回
渋野日向子が地元を“ジャック” 凱旋帰郷ドキュメント
8月の「AIG全英女子オープン」で日本人女子42年ぶりの海外メジャー制覇を遂げた渋野日向子が6日、地元の岡山市で表彰を受けた。午前9時20分からの一日警察署長を含めて4カ所を訪問。20キロ以上の車移動で市内を巡り、日が暮れかかった午後5時前までイベントや取材に応じた。地元を“ジャック”した凱旋帰郷を追う。
■一日警察署長
<岡山県東警察署 9:20~11:00>
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警察署前に集まった約100人の市民が見守る中、特別警戒出発式で署員に訓示。その後はパトカーで街頭に移動し、「ちょっと捕まった気分」と冗談を飛ばした。集まった市民約200人に、交通事故防止と特殊詐欺の防犯を呼びかけるグッズを配布し、「私も運転をするので(事故を)気をつけないといけない」と気を引き締めた。
■岡山市人見絹枝スポーツ顕彰表彰式
<岡山市役所 12:00~12:45>
『岡山市民スポーツ栄誉賞』を受賞した渋野は、「これから私がやっていかないといけないことは日本中、世界中のみなさんが笑顔になるプレーヤーになること。岡山の誇りをもって、世界に羽ばたいていけたら」とコメント。同賞は2003年にプロ野球の犠打世界新記録を樹立した川相昌弘氏、2014年に女子プロボクシング世界王座を初防衛した池山直氏、2017年に野球殿堂入りした平松政次氏に続き4人目となった。
■JAグループ岡山 岡山米贈呈式
<岡山国際ホテル/14:00~14:20>
「農業を元気に」などをコンセプトに活動するJAグループ岡山が渋野に岡山県産の農産物を贈呈し、今後の活躍を祈念した。米1年分(120kg)やぶどう、梨、ニラ、ナスなどを受け取り、「実家は畑をやっていて、(農産物は)親近感がある。小さい頃から手伝っていた。これからもお米をモリモリ食べて頑張りたい」と上機嫌だった。
■岡山県スポーツ特別顕賞授与式
<岡山県庁/15:30~16:30>
市民や職員ら約600人の出迎えを受けた。フィギュアスケートの高橋大輔氏、プロ野球・阪神の監督などを務めた故・星野仙一氏らに続き、『岡山県スポーツ特別顕賞』を授与された。「久しぶりの岡山で、すごいことをした実感がわいた。人の多さにびっくりしました」。あす7日以降は数日間のオフを取る予定で、「母のご飯も食べたいですし、高校の同級生とかにも会いたい」と話した。