ツアー史上初の60台! 平均ストロークランキング
2019年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ
期間:11/28〜12/01 場所:宮崎CC(宮崎)
「自分をほめてあげたい」 申ジエは平均ストローク60台の偉業
◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 最終日(1日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6535yd(パー72)
申ジエ(韓国)が6バーディ、2ボギー「68」でプレーし、通算4アンダー7位。賞金ランキングは3位で初の賞金女王には届かなかった。それでも今季の平均ストロークは「69.9399」とツアー史上初の60台の偉業を達成した。「ことしはハイスコアが出た年だと思います。年々技術面での向上よりも、マネジメントの成長があった」と胸を張った。
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この日の最終ラウンドを1オーバー以内でホールアウトすれば達成という条件だった。前半をイーブンパーで折り返すと、後半13番(パー5)でバーディ、15番で4mを沈め、続く16番(パー3)、17番でともに1mにつけ3連続バーディとした。
ホールアウト後、帽子を脱ぎコースに深々と一礼。「4日間最後まであきらめずに頑張れてよかった。みなさんの応援の力が大きくて、励まされて最後まで戦うことが出来ました」と納得の表情を見せた。
周囲から祝福の声を浴びたが「本当にまだ実感がないです。今まで日本ツアーにはたくさんのすばらしい先輩がいましたし、年々セッティングが厳しくなっていく中で、ストロークを出すのは難しい。記録達成が確かなら、自分に『1年間頑張ったね』ってほめてあげたい」と照れ笑いする。
今季は鈴木愛、渋野日向子とともに賞金女王争いを繰り広げた。「本当に今年1年、2人の素晴らしい活躍のおかげで女子ツアーが盛り上がりました。選手同士の刺激にもなりましたし、技術的にも申し分ない素晴らしいプレーをしているので、わたしもまだまだ努力したい」と話した。(宮崎県宮崎市/柴田雄平)
<平均ストローク歴代上位トップ5>
69.9399 申ジエ(2019年)
70.0922 イ・ボミ(2016年)
70.1052 鈴木愛(2018年)
70.1317 申ジエ(2018年)
70.1324 アン・ソンジュ(2014年)