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三ヶ島かな悲願の初Vへ「リーダーボード見ずに」平常心保つ

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(19日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6675yd(パー72)

首位と2打差の2位から出た三ヶ島かなが7バーディ、1ボギーの「66」でプレー。通算13アンダーとして単独首位に浮上した。

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出だし1番(パー5)、2番を連続バーディとし波に乗った。4番(パー3)で10m、5番で4mのバーディパットを沈めた。さらに後半10番(パー5)で3打目を1mにつけ、11番で5mを決め、この日3つ目の2連続バーディを決めた。

降雨によるコース整備のため、三ヶ島ら最終組のスタート時間は午前11時50分から、午後1時20分にずれ込み、ホールアウトは日没間近となった。「15番までは見えていたんですけど、上りの3ホールは見えなかった」と終盤は暗闇との戦いとなった。

17番(パー3)では「ヤーデージブックとピンポジを頼りに」159ydを6Iで振りぬいた。「左に出たと思った」ととっさに手を離したが、「そしたらピン筋に行ってたんで良かった」と30㎝につけ、この日7つ目のバーディを決めた。

昨年10月の「樋口久子 三菱電機レディス」では、最終日を2位に2打差の単独首位で迎えたが「74」とスコアを落とし逆転負け。ホールアウト後には涙を流した。「まだまだ未熟な面もあると思うんですけど、技術云々というよりは、気持ちの問題かなと思います」と自身の課題を分析する。

「いかに現場で気持ちをコントロールできるか、対応出来るかだと思います」。初日は14番でリーダーボードを見て、80㎝のバーディパットを外した。最終日は「いつも通り」のプレーを出来れば、勝つ自信はある。「あとボードを見ないようにしたいです」と気持ちをぶれさせる余計な情報をシャットダウンして初優勝を目指す。(千葉市緑区/柴田雄平)

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