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会場で話題の16歳アマ 神谷そらが300yd超のビッグドライブ

◇国内女子◇スタンレーレディスゴルフトーナメント 初日(11日)◇東名CC(静岡)◇6572yd(パー72)

鉛色の空に何度も高い弾道を放った。「2打目の残りはエッジまで79ydでした。ちょうど良い高さで飛んで風に乗ったんですよ」。打ち下ろしの後半5番(パー4/411yd)。打球をフォローの風に乗せた1Wショットを思い返し、3アンダー7位発進を切ったアマチュアで16歳の神谷そら(岐阜県・麗澤瑞浪高1年)は声を弾ませた。

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平均飛距離は今季国内ツアー全体8位以上に相当する250~60yd。今大会の開幕前には、2週前の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で柏原明日架のツアー初優勝を支えた佐々木裕史キャディが「(神谷は)えげつない飛びだよ。一番飛んでいるかもしれない」と驚きながら話していた。

6歳でゴルフを始めた当初から、地元の岐阜県で通ったゴルフ練習場では周囲の大人たちと飛距離を争ってきたという。「小学4年生の時に200yd飛んだんですよ。昔はドライバーを“振る”練習を集中的にやっていた。でも飛ばしの極意は、わからないです…。今もOBになっちゃうから、マン振りはしていないです」

全員がゴルフを行う三姉妹の長女は、前年の「サンスポ女子アマチュア選手権」のドライビングコンテストで312ydを飛ばして優勝した。ティからグリーンまで20ydほどの打ち下ろしながら、アゲンストの風に加えて雨も降っており、ボールは10ydほどしか転がらなかった記憶がある。

ともに日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームに属する、3学年先輩の安田祐香(大手前大1年)からは「飛距離、うらやましいよ」と言われる。ただ、コーチからは1Wのスイングに無駄な動きがあり、力を伝えきれていないと指摘されているという。プロツアーの出場が増えてきた今はショートゲームやショットの引き出しをより重要視しているが、「まだ飛距離は伸ばせると思いますよ」と、さらなる飛距離アップに自信をのぞかせた。

衝撃を受けたのは、今年1月にオーストラリアで行われたジュニアの国際大会。硬い地面を利用して低弾道のボールを打ち、ランで距離をかせぐ海外のジュニアゴルファーに飛距離で並ばれた。「キャリーでは私の方が飛んでいるのに、低い球で打った人たちと結果的に同じ距離になっていた」と、多様なショットを打ちたい気持ちが芽生えた。

目標の選手は、1Wを抜くことが多いながらも米女子ツアーの平均飛距離でランク22位(269yd)につけるアリヤ・ジュタヌガン(タイ)だという。「あの人と、まともに戦ってみたいです」。まっすぐな視線を向ける瞳を輝かせながら、将来を思い描いた。(静岡県裾野市/林洋平)

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