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観客は今季最多の1万3000人 渋野日向子の課題は深いラフ

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日(15日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6425yd(パー72)

気温が32度まで上がった夏日に、観客は今季最多の1万3278人。熱気が満ちる中、渋野日向子は4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算1アンダーの33位で終えた。深いラフへの対応を課題に挙げた。

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8月の海外メジャー「AIG全英女子オープン」を制覇した後、地元・岡山県に最も近い場所での開催。最終日は首位と11打差の40位スタートだったが、前日から2日連続で1万人超が来場した。「今日もたくさん来てくれた。ありがたいです」と感謝した。

最長30cmのラフに新たな課題が露呈した。ツアー本格参戦1年目の20歳は「試合でここまで長いラフは初。このラフの長さでは、自分がスコアを出せないことが分かった」と振り返った。大会を通じ、フェアウェイキープ率は75%。計20バーディを奪いながら「フェアウェイを外したところで、ほとんどスコアを落とした」と悔やんだ。

予選ラウンドではインパクト時に上体が浮いたが、修正し切った。ラウンド後は連日3時間を超える居残り練習。最終日は4日間で最高のフェアウェイキープ率100%、パーオン率94%を記録した。「この数字を残しながら今日のスコアは不満ですけど」と顔をしかめる一方、「これだけ深いラフの打ち方の練習などをしていく」と自身の“伸びしろ”も意識した。

実家に一度帰り、愛知県で開催される次週の「デサントレディース東海クラシック」に備える。3打伸ばしたバックナインを「ショットが安定していた。今日の後半が4日間で一番良い内容。次戦につながると思う」。好感触と経験不足を手土産にコースを後にした。(兵庫県三木市/林洋平)

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