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「80打つか、ビッグスコアか」渋野日向子が貫くゴルフ

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 3日目(14日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6425yd(パー72)

3連休の初日に重なった第3ラウンドは、今季最多となる1万人超のギャラリーが訪れた。「地元の子も来てくれたので、すごくうれしかった」という全英優勝後“初関西”の渋野日向子はこの日、6バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「72」。イーブンパーとスコアを伸ばせず、首位と14打差の通算1オーバー40位にとどまった。

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風は弱く、明るい太陽が照りつける絶好のコンディションに、リーダーボードにはビッグスコアが並ぶ。前日ぶれたショットは「打ち込みに行く癖がかなり出ていたので、軟らかいシャフトで練習して修正した」と、前日のホールアウト後に調整。ムービングデーの波に乗るべく、果敢に攻めのゴルフを展開した。

それでも、序盤はポロポロとミスが出た。前半を1オーバーで折り返すと、ピンが右4ydに切られた12番(パー4)で、左ラフから147ydを7Iでショートサイドの右ラフに外した。深いラフからのアプローチは1度でグリーンにのらずにダブルボギー。左4ydに切られた前日も、ショートサイドに外してボギーとしたホールだった。

もちろん、「外しちゃいけない方向」だということは分かっている。「ピンより左が広かったけど、ラフからだと左に行く傾向があったので、ちょっと気にして打ったら予想以上に右に飛んでびっくりした」というショット。「ピンを狙うスタイル」という渋野のゴルフでは、チャンスとピンチが紙一重とも言える。そして、そんな中で連続オーバーパーなし記録も続けてきた。

当然、ショットがキレを取り戻せば、バーディチャンスは増える。続く13番はつま先上がりのフェアウェイから、残り155ydに6Iを短く持って抑えたショットで1mへ。直前に7Iから6Iへと握り変え、「最近、ロングアイアンで良いショットを打てていなかったけど、久しぶりに良い感触だった」という納得の一打でバーディとした。16番も9Iで20センチにピタリとつけて、ギャラリーの歓声を浴びてタップイン。

ショットは復調気配だが、ロングパットの距離感に苦しんで2度の3パットを喫し、「ポンコツなゴルフでなかなかしんどかったです。体は全然(大丈夫)だけど、こんなゴルフをしていたら気持ちは疲れますね。観ている人も疲れると思います」と、修正点はまだ多い。この日のホールアウト後も数時間、練習場で汗を流した。

「やっぱりピンに近い方に打っていくので、近い方に外すと難しくなったりする。だけど、それもお構いなしにピンを狙っていきたい」という渋野。「有終の美を飾れるように頑張りたい」という最終日も、「80打とうが、ビッグスコアを出そうが楽しみたい」と自分のゴルフを貫いていく。(兵庫県三木市/今岡涼太)

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