スキンケアに気をつかう21歳の高橋彩華（左）

◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 最終日（8日）◇GOLF5カントリーサニーフィールド（茨城県）◇6380yd（パー72）

赤いティと赤いネイルで気合いを入れて臨んだ高橋彩華(さやか)は4連続バーディを含む6バーディ、1ボギーの「67」でプレー。通算14アンダー4位で終えた。

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前半5番で1.5mのパーパットを外し、ボギーを叩いた。「これじゃダメだなと思い、目が覚めた。次からもっと攻めよう」。続く6番パー3(155yd)ではアイアンを手にした。ピンを狙って打った後、ボールの行方を目で追いながら首をかしげる。不安そうな表情とは裏腹にボールはピンの左で止まった。バーディパットを決めバウンスバックに成功した。

勢いにのって6番から4連続バーディとし「いつもはバーディの後はボギーになりがち。だけど今日は6番のバーディからいい波に乗ることが出来て、成長できたかなって思う」と振り返った。

2018年9月「日本女子オープン」では、“ひたすら耐えるゴルフ”が自分のプレースタイルだと語っていた。しかし、スコアの伸ばし合いが続く今大会でトップ5入りを果たし、「スコアが出る試合は嫌と考えていたが、自分でも（上位に）行けると思えるようになった」と自信がついたようだ。

高橋彩華はアドレナリンが出すぎて飛びすぎてしまったとか…

終わってみれば3日間で18個のバーディを積み上げており、優勝したイ・ミニョン（韓国）とともに最多バーディ賞を獲得した。楽天ポイント50万円分（100万円分を該当者で均等割り）の使い道については、「最近買ったIPSA（イプサ）のスキンケア用品がすごく良くて、同じブランドでメイク用品を揃えたい…。少し高いファンデーションもポイントでポチっちゃおうかな」と21歳の乙女な一面ものぞかせた。

大会賞金360万円を手にしたことで、賞金ランクは39位から32位（2296万2000円）に上昇。優勝争いに加わることで自分の課題が明確になるといい、シード獲得（同ランク50位以内）に向けても前進した。母・真由美さんから「これから次の会場（兵庫県）まで車で8時間移動しなきゃ…。台風で天候がひどくなる前に早く行かないと！」とせかされ、仲良し親子は笑顔でクラブハウスを後にした。 (茨城県常陸大宮市／大久保彩)