工藤遥加 プロフィール
2019年 サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント
期間:07/19〜07/21 場所:イーグルポイントGC(茨城)
「素振りを毎日1000回」 工藤遥加が父の助言で3位浮上
◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 2日目(20日)◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇6601yd(パー72)
主催者推薦で出場するプロ8年目26歳の工藤遥加が1イーグル3バーディ、ノーボギーの「67」でプレー。通算9アンダーとして3位に浮上した。あすは2014年6月「サントリーレディス」以来、自身2度目となる最終日最終組から初優勝を目指す。
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アウトから出て4番ではスーパーショットで魅せた。残り90ydの2打目を60度のウェッジで打つと、ピン手前2mに着弾した球はそのまま吸い込まれイーグルとした。「いい感じだったんですけど、まさか入るとは思わなかった」。後半11番(パー5)では3打目を1.5mにつけ、14番では15mのスライスラインを読み切り、最終18番では4mのフックライン沈め3つのバーディを奪った。
2011年のプロテストに合格し、その年の新人戦を制したがその後は2014年の賞金ランキング53位をピークに伸び悩んできた。ゴルフを続ける自信を失った時もあったが「ゴルフが好きなのは全く変わらないので、楽しくゴルフができるように」と気持ちを奮い立たせ、練習に打ち込んできた。
父でプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの工藤公康(くどう・きみやす/56歳)監督の助言にも救われた。今年の5月には「『自然に体が動かなくなっているだけだよ。素振りを毎日1000回しなさい』って言われました」。以降、無心でバット型の練習器具を振ることが日課になっているという。
今季は主に推薦枠や予選会などから出場する。数少ないチャンスで来季の出場権を掴みたいところだが「とりあえず自分のできることに集中するのみと思っています」と目の前の一打に集中する。(茨城県阿見町/柴田雄平)