2019年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills
期間:06/06〜06/09 場所:宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城)
エース1Wが割れるハプニング 今平周吾は暫定3位
◇国内メジャー◇日本ツアー選手権森ビル杯 2日目(7日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)
2位から出た今平周吾が3バーディ、1ボギーの「69」で通算6アンダーとし、暫定ながら首位に2打差の3位でホールアウトした。落雷の影響によりスタートが約2時間30分遅れて午後0時2分のティオフ。夕闇が迫る最終18番グリーンでは、6mのバーディパットを前にサスペンデッド(濃霧による)のホーンがなったが、2パットのパーに収めて無事に18ホールを完走した。
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1年半ほど前から使用する1Wの異変に気が付いたのは今朝の練習中のこと。契約するヤマハの『RMX 116 ドライバー』が「ちょっと割れたみたいで、すごく高い音がしたので気持ち悪かった」という。急きょ同モデルのスペアを用意し、「(スペアが)ダメだったら打とうかなと思って」と3Wを抜き、2本の1Wをバッグに入れて1 番ティに上がった。
「まだフィーリングがちょっと合わないけど、今日は許容範囲でした」と、この日は割れたエースを使わずにスペアのみを使用。3番(パー3)で10mのバーディパットを決めるなどグリーン上が冴えたこともあり、突然のハプニングに見舞われながらも首位争いに踏みとどまった。
2日目は乗り切ったものの、「いろいろ試したけど、データも一番いい感じなのでなかなか替えられなかった」というエース1Wの損傷は気がかりなところだ。次週には海外メジャー「全米オープン」(カリフォルニア州・ペブルビーチGL)も控えている。
「あと3つ(スペアの)ヘッドがあるので、試しながら備えたい」。初のメジャータイトルがかかる決勝ラウンドは、1Wの信頼をエースに近づけていくことも重要なテーマになりそうだ。(茨城県笠間市/塚田達也)