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石川遼はミスに屈せず1W強振 暫定62位で残り8ホール

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権森ビル杯 2日目(7日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)

落雷の影響による約2時間半の中断の後、62位の石川遼は午後1時50分にスタート。濃霧のためサスペンデッドとなった10ホール消化時点で1バーディ、2ボギーとし、通算3オーバーの暫定62位で2日目を終えた。第2ラウンドは後半11番、右ラフの2打目地点から再開する。

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晴天の初日は1打目にアイアンを多用して苦手コースに臨んだが、この日は雨で湿ってランが出ないことを考慮して1Wを積極的に握った。2番(パー5)では1Wを起点としてバーディを先行したが、6番(パー5)では「完全に合わせてしまった」という1Wショットが大きく左へ。ボールは辛くもOBラインの1m手前に止まったが、4オン2パットのボギーとした。

「もう、ドライバーはダメかな…」。そんなネガティブな考えも頭をよぎったが、「一喜一憂して、悪いから何かを変えたりとかすると次のトーナメントにも響いてくる」と自らを戒めた。9番から3ホール連続で1Wを振り抜き「ボールに合わせることなく、すごく振れていた」と納得のショット。吹っ切れたことで思い切りの良さもよみがえり、今季ドライビングディスタンス5位で同組の星野陸也と「同じところまで飛んでいた」という。

11番の1Wショットはわずかに右ラフにこぼれたものの、好感触を手に残したまま明朝の再開を迎える。まずは60位タイまでの予選通過が目下のターゲットになるが、石川はその先にも目を向けた。「まずは一打一打で悔いがないように、自分を崩さないように。1年間のシーズンを考えると、細工するというよりは、いま練習してきたことをやってどうなるかですね」。約1カ月ぶりの復帰戦で求めるものは、決して結果だけではない。(茨城県笠間市/塚田達也)

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