木下稜介が自身初のアルバトロスに「超嬉しい」
2019年 〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤルGC
期間:05/30〜06/02 場所:ザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城)
キム・キョンテがパターイップスを吐露「手が動かなくなった」
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 初日(30日)◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県)◇8016yd(パー72)
16年大会覇者のキム・キョンテ(韓国)が6バーディ、1ボギーの「67」をマークし、5アンダーで首位発進した。ショットは3週前の「ダイヤモンドカップ」から好調をキープしていたが、きょうはパッティングも冴えた。
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スタートホールの10番で残り213ydを3Iで1mにピタリとつけバーディを先行。その後も18番で下の段から20mを沈めたほか、ミドルパットを次々と決めグリーン上で躍動した。
「パターがずっと良くなくて、フィーリングが悪かった」とストロークが定まらず試行錯誤を続けていたが、前日のプロアマ戦終盤にバックスイングのスピードを遅くしたところ「ちょっと感覚が戻った」という。さらにスタンスも「やっぱり狭いのが自分のタイプかな」と初心に立ち返り、先週までよりも狭めた。「きょうは入らなくてもそれでやってみよう」と心を決めて挑み、速いグリーンにもマッチし27パットに抑えた。
パット好調に安どの表情を浮かべるのには理由がある。5月の初旬に「ストロークで手が動かなくなった」と人生で初めてイップスが発症したという。突如現れた症状をはじめは受け入れられなかった。「自分で(イップスと)言っちゃうともっとひどくなる。テクニックで治せると思ってやっていた」と回復に励んだが良い結果は出ず、ストレスのたまる日々が続いた。
一時は練習グリーンでも手が上がらないほど深刻な状態で「きょうも朝まで心配だった」。それだけに「一度も気持ち悪いのがなかったのでそれだけで満足です」と笑顔を見せる。
「きょうぐらいのストロークができていればそんなにストレスなく行ける。長いのも入ったし、今週はこのまま4日間戦いたい」とツアー14勝目に前を向いた。(茨城県鉾田市/柴田雄平)