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小林正則はQT予選落ち「ある意味一区切り」 来季出場は不透明

◇国内男子◇ファイナルQT 4日目(2日)◇セントラルゴルフクラブ (茨城県)◇パー72

ツアー通算3勝の小林正則は、最終予選会を通算10オーバーの180位で予選落ちした。来季出場権を逃し「ある意味、一区切りついた」と潔かった。今後のツアー競技出場について「ゆっくり考える」と述べた。

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まさかの結果も42歳は冷静に受け止めた。「流れも悪いまま、どうすることもできなかった」。7オーバーの177位から、3アンダーになったカットライン(スタート前は2アンダー)を目指した。「最初良くても途中で(自分を)疑っちゃってさ。今季の後半を象徴していた」と自身最終戦までの8試合連続予選落ちと重ねた。

メジャータイトル獲得後にキャリアは下降線をたどった。2013年に「日本オープンゴルフ選手権競技」で優勝し、5年シードを得た。21年ぶりの月曜決着で小田孔明との接戦を制した。

同年の賞金ランクで自己最高の14位。「ただ、そこから考えすぎたのかな。すべてうまくいかなくなって」。歯車は狂い、疑心暗鬼になった。14年以降、賞金シードを逃し続けた。

「今年、3、4週間は本当に良くなったんだけどね」。5月の「~全英への道~ミズノオープン at ザ・ロイヤルGC」、71ホール終了時点で単独首位にいた。それでも最終18番をダブルボギーとし、1打差の2位。「その時も結局、確信はなかった。だからまた深い闇にはまった」と振り返った。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)の今季実績によれば、QTの同順位は下部AbemaTVツアーに数試合出場が見込める。過去の成績によりレギュラーツアー出場もわずかとなるが「一回リセットしたい。出ても、いまのままだと戦えない。自分がどう進みたいかも含めて、ゆっくり考える」と話した。

「(現役生活は)いまはまだ何も。若い選手もうまいし、海外選手だって多い。いつまでも好きだけではやれない、実力の世界だから」。キャリアは、大きな分岐点に差し掛かった。(茨城県行方市/林洋平)

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