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薗田峻輔、山下和宏らがシード落ちで最終予選会へ

◇国内男子◇カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2日目(23日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)

フルフィールドで争われるシーズン最後の試合「カシオワールドオープン」は毎年、独特の雰囲気に包まれる。決勝ラウンド進出者が決まる2日目と、最終結果の出る最終日の午後、来季の出場権(賞金ランク65位以内)を持たない選手たちはクラブハウスの2階で、次週29日(木)から開催される最終予選会(ファイナルQT/茨城・セントラルGC)の案内を様々な表情で受け取っていく。

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ツアー2勝の薗田峻輔は5オーバーの79位タイで予選落ちした。不振が長引き、決勝ラウンド進出が今季は2回だけとあって現状を早く受け入れていた。初めて予選を通過した10月の「ブリヂストンオープン」以降、失っていたショットへの自信を取り戻しつつある。「1年半くらい苦しんだ。いつもティグラウンド、セカンド地点でも『どんな球が出るんだろう』という気持ちだった。でも今は気持ちよく、前向きにアドレスに入れる」という。

6日間の過酷な戦いとなる最終QTは、アマチュア時代の2009年以来の挑戦となる。申し込みを済ませて「不思議なくらい(思うところは)何もない」と覚悟を固めて言った。「QTも1位で通過すれば、(出場優先順位が)シードみたいなものですから。そういう意味でも、今週のものを良いところは引っ張って、悪いところは引きずらないようにしたい」と意気込んだ。

45歳の山下和宏は10年維持してきたシードを失った。「(初シードから)あっという間に今に至ってしまった」と振り返る。2013年には賞金ランキング16位まで上り詰めるなど、初優勝のチャンスが何度もあった。「まだ体力が落ちたわけではないので、歯がゆい」。“敗因”に挙げたのは、ショットの不振。「最近は100ydくらいからのショット、以前は自分の持ち味だったところが良くなくなり、バーディの数が減ってしまった」と分析した。

2010年の「カシオワールドオープン」など通算5勝の松村道央も、87位から賞金ランキングを上げられず、賞金シードが10年で途切れた。小林正則は2013年「日本オープン」優勝で手にした5年シードの間、一度も賞金シードを確保できずに予選会へ回る。

ツアー未勝利の永野竜太郎は4月の「東建ホームメイトカップ」を5位で終え、序盤戦の滑り出しは上々だったが、今大会で今季2回目の4試合連続予選落ちを喫してシード落ち。「やり切った感じが全然ない。なんだか、うまくいかなかった」。熊本県出身で、今季は多くの若手九州勢が初優勝を飾っているだけに「その流れに乗れなかった」ことも悔しい。「でも、本当にひどいという感じでもない。すべてを悲観して捉えているわけでもないので。以前よりも良い球を打てていることもある。高いものをずっと求めて行きたい」と懸命に顔を上げた。(高知県芸西村/桂川洋一)

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