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ケプカに「きょうだけ」勝った今平周吾 首位グリジョとの縁

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(16日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)

賞金ランキングトップを走る今平周吾が、首位と4打差の12位タイで大会を折り返した。イーブンパー42位タイから、7番(パー5)でのバンカーからのチップインイーグルを含む「67」をマークし、通算4アンダー。前年大会に続いて予選2日間をともにしたブルックス・ケプカとは1打差につけた。

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世界ランキング1位のケプカには「きょうだけ」勝った。目の前の相手はこの日、1Wが左右に散って「68」。それでも上がりの3連続バーディで通算5アンダーの7位で終えた。「(ケプカのショットは)曲がっていましたね…。でも、きょうのゴルフならオーバーパーくらいなのに、上がってきたら3アンダーってすごいですよね」と今平は改めてその力を実感。決勝ラウンドに向け、さらに気を引き締める好材料になった。

36ホールを終えてトップに立つのは、PGAツアー1勝のエミリアノ・グリジョ。アルゼンチン期待の星は、今平と同じ1992年生まれの26歳だ。それだけではない。ふたりはかつて、米国フロリダ州のIMGアカデミーでともに切磋琢磨した間柄。今平は「全米ジュニア」で競り勝った経験があるが、「アマチュアの時からすごい選手だった。(当時のアカデミーで)一番うまかった。僕は大したことないですよ(笑)」と振り返る。

賞金レースも佳境に入り、倒すべき相手はほかにもたくさんいる。とはいえ、「やっぱり、(今は)ぜんぜん接点がない人とこうやってまた一緒にできるのはうれしいです。ちょっとまだまだレベルが違うけれど、やってみたいのはあります」と、残りホールでの“再戦”への意欲を口にした。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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