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「きょうは勝てた」比嘉一貴と松山英樹の関係

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(15日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)

23歳の比嘉一貴が“松山先輩”に胸を張る好発進を決めた。前半6番までに2ボギーをたたいた後、6バーディを決めて「67」。4アンダーとして単独首位の小田孔明に1打差の2位タイにつけた。

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出だし1番で、比嘉はティショットを3Wで左の林に入れた。「ちょっと気持ち悪いスタート」からボギーとしたが、「前半のうちにイーブンパーに戻せたので、後半に思い切ってプレーができた」。11番(パー3)で6mを沈めたのをきっかけにインで4バーディを決めた。

開幕2日前、気心知れた松山英樹と一緒に練習ラウンドを行った。東北福祉大OBの尊敬する先輩、後輩の関係。「いつも松山さんと回るのはすごく特別な一日になる」というが、そのたびに実績も、地力も今は埋めようのないほどの隔たりがあることを痛感している。だから「(松山は)調子が悪そうだったので、一回でも勝てるかな…と思っていた」と、茶目っ気たっぷりにそのチャンスをうかがっていた。

先輩はこの日、1オーバー56位タイと出遅れた。「松山さんも“人間っぽい”ところがあるんだなあと。調子を落としてオーバーパーを打つことも…」とうなずきつつ、「きょうは(スコアで)勝てたので、ずーっと言おうと思います」と158㎝の体を反らせた。

今季は現在賞金ランキング63位の日本ツアーと、同12位のアジア下部ツアー(ADT)を掛け持ちしている。前週「三井住友VISA太平洋マスターズ」の出場を蹴ってまで、ADTに出向いたのは「松山さんと同じ舞台に行きたい、一緒にプレーする機会を増やしたい。日本にいるよりも(アジア経由で)欧州なんかに行った方が、その機会は多くなるのかなって」という熱意があるからこそだ。

今のところ比嘉が来季の出場を確実にしているのが、日本ツアーの前半戦だけ(今季の下部AbemaTVツアーの賞金ランク上位者の資格)。アジアのフルシード獲得も不透明で、毎試合どちらのツアーに出るべきか、と選択を迫られる状況だ。前週もアジアに飛ぶ前には、松山に電話で“相談”したという。「現状を報告したら、『お前は来年(日本ツアーの前半戦で)勝つ自信があるのか? あるなら行ってこい』と言われた。はい、と答えました」

偉大な先輩の問いかけに「はい、としか言えませんでした」というのが本当のところだが、「目にとめてくれているので、すごくありがたい」のも後輩の本音だ。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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