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松山英樹、アンダーパー発進にも「手応え」ナシ

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(8日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7,262 yd(パー70)

快晴の青空に雪をかぶった富士山がそびえ、鮮やかな緑のフェアウェイに赤いズボンが映えた1日。松山英樹は4バーディを奪ったが、1ボギー1ダブルボギーに引っ張られて1アンダー「69」。首位の秋吉翔太とは5打差の17位に「手応えはなにもない」と不機嫌そうに口を結んだ。

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松山の約1年ぶりとなる国内ツアー参戦に、昨年比1454人増となる3509人のギャラリーを集めた初日。1Wショットを放つだけでそのインパクト音と球の初速にギャラリーからは驚きの声が漏れた。男子ゴルフの迫力を体現するプレーぶりに観るものの気持ちは高ぶった。

「久々だったので、(スタートの)10番はすごく緊張した」という。だが、「きっかけを探している」というショットの状態は、この日もまだ完璧からは遠かった。11番では1Wショットを左の林に入れてボギーとした。折り返した後半も5番、6番とキャディからは「ファー」の叫び声が出た。

フェアウェイキープ率は57.1%(50位)で、パーオン率は55.6%(41位)。「きょうは林には1回しか行っていないので、そういう部分ではよかったんじゃないですかね」と自虐的だ。

コース改修を経て、パー5からパー4へと変更された510ydの6番では、右ラフからの2打目をグリーン手前の池に落としてダボとした。それでも、8番でバーディを取り返し、アンダーパーはキープした。

「優勝を狙っているので、ぜんぜんダメ」と自己評価は手厳しい。「あすに向けて修正したい」という短い言葉に、抱える悔しさをぐっと込めた。(静岡県御殿場市/今岡涼太)

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