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復帰5戦目で初の予選通過 矢野東が来季シードを得る条件

国内男子◇マイナビABC選手権 事前情報(24日)◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217yd(パー72)

右ひじ痛に伴う特別保障制度(公傷)の適用により8月「RIZAP KBCオーガスタ」で1年3カ月ぶりにツアー復帰した矢野東が、スポンサー契約を結ぶマイナビ主催のホスト大会に2年ぶりに帰ってきた。前週の「ブリヂストンオープン」では、復帰から5試合目で初めての予選通過(37位タイ)。「もう痛みはないし、だいぶゴルフになってきた。先週よりも良い順位で終わりたい」と復調ぶりをアピールした。

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復帰後もわずかに左ひじの痛みが再発し、一時は引退を覚悟したというが、2週間ほど前から「痛みがなくなったので良かった」とまずは一安心。右ひじへの負担を減らすスイングを模索しながら調整を進めてきた。

矢野に保障されている出場試合は13試合。2019年シーズンの賞金シードを得るためには、ツアーを離脱するまでに得た2017年の賞金(406万6012円/5月「ミズノオープンまで」)と上記13試合の賞金の合算が、今季の賞金ランキング65位以上に相当する額を超える必要がある。復帰後は、まだ79万5000円の加算にとどまっている。

保障試合を使い切るにはシーズンをまたぐことになる。今季中のシード確定が難しくなった場合、11月中旬に始まるファイナルQT(最終予選会)に回る予定だ。(兵庫県加東市/塚田達也)

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