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タイ勢の新たなまとめ役 クロンパの思いが実った初優勝

◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦~決勝戦)決勝(9日)◇鳩山カントリークラブ(埼玉)◇7115yd(パー72)

2014年の日本ツアー本格参戦から5年目。タンヤゴーン・クロンパ(タイ)が決勝戦で今平周吾を2&1(1ホールを残して2アップ)で破りツアー初優勝を飾った。タイ国籍の選手としてはチャワリット・プラポールプラヤド・マークセンに続いて3人目の日本ツアー優勝者となり、「これまで2位が多かったので本当にうれしい」と喜びに浸った。

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国内ツアーでは最高となる優勝賞金5200万円を加算。賞金ランキングは44位から一気に2位とし、高額大会が続く秋口を前に賞金タイトル争いに加わった。「日本のツアーでナンバーワンになりたい気持ちはある。そのときが来たら、アメリカツアーにもチャンレジしたいと思う」と将来の夢も広がる。7日に誕生日を迎えた夫人に向けても、これ以上ない最高のプレゼントとなった。

レギュラーツアーでタイ勢のまとめ役だったマークセンが3年前からシニアツアーを主戦場とし、28歳の若さながらクロンパがその役を引き継いだ。近年では、今大会で3位に入ったラタノン・ワナスリチャン(23歳)、プーム・サクサンシン(25歳)、パヌポール・ピッタヤラット(25歳)ら同郷の若手プロたちが日本のQTを受験。初めてのコースが続く若手たちと練習ラウンドをともにし、「先輩としてコースのマネジメントなどを教えています。そういう責任感はありますね」と、頼れる兄貴分として存在感を高めている。

「僕が一番、年上だから。できるだけしっかりしないと後輩も良い結果を出せないと思っています。だから自分も一生懸命に練習しないといけないし、後輩と一緒に強くなれていると思う」と表彰式では胸を張った。

「本当は、タイの選手にもたくさん日本に来てもらってプレーしてほしい。そうすれば、世界に出ていける選手も増えると思うから」と期待をこめた。4年前からキャディを務める幼馴染のパカユット・ラートンさんは、高額賞金をつかんだ初優勝について「タイでも大きく報道されると思う」と反響を予想する。クロンパの願いが母国のゴルファーたちに届く日は、そう遠くはなさそうだ。(埼玉県鳩山市/塚田達也)

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2018年 ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦・決勝)



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