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今平周吾が「山場」を乗り越え決勝へ 池田勇太から価値ある白星

◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦~決勝戦)準決勝(8日)◇鳩山カントリークラブ(埼玉)◇7115yd(パー72)

「ここが山場だと思っていた」。今平周吾がツアー通算19勝の池田勇太を1アップで破り、タンヤゴーン・クロンパ(タイ)との決勝戦に進出。最終18番(パー5)のバーディで決着をつけ、優勝賞金5200万円、そして悲願のツアー2勝目に大きく前進した。

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「僕はまだ1勝。何勝もしている選手なので、気持ちで負けないように」。勢いに乗る賞金ランキングトップランカーが、今週はじめて最終ホールまでもつれこむ熱戦を制した。前半6番を終えて2ダウンのビハインドを負ったが、8番(パー3)で2mのバーディパットを決めて1ダウンへ。「向こうの流れになると思ったので攻めていった」と、ラインを薄目に読む強気のパットでカップに叩き込み、「あそこがキーになった」と流れを呼び込んだ。

2オンに成功した9番(パー5)をOKバーディとしてオールスクエアに戻すと、13番(パー5)でもバーディを奪い1アップのリードを奪い返す。直後の14番では2mのパットがカップ左を蹴り、オールスクエアに戻されたまま迎えた18番(パー5)。1.5mのバーディパットを外した池田に対し、1m強をしっかり沈めるバーディフィニッシュで難敵に勝利した。

優勝に前進しただけではない。池田との対戦は、自らの成長を実感する場となった。8月中旬の「全米プロ」で練習ラウンドをともにしたときは1Wの飛距離で池田に水をあけられていたが、この日は「自分が飛んでいたこともあった」という場面も。18番では池田より10yd近く前をゆく1Wショットを放ち、238ydから3番ユーティリティで2オンに成功。8月下旬から取り入れた「右サイドで回転するように意識する」スイング改造の手応えを、より深めることができた。

ツアーでは破格の優勝賞金5200万円も大きな魅力だが、「賞金も嬉しいけれど、やっぱり2勝目がしたい」と、勝利に飢える25歳は即答した。その瞬間は、もう目の前だ。(埼玉県鳩山市/塚田達也)

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2018年 ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦・決勝)



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