小林正則らが首位発進 石川遼は3打差9位
2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン
期間:06/21〜06/24 場所:グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島)
遠征費はレッスンで捻出 プロ3年目・川上優大が好発進
◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 初日(21日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961yd(パー72)
例年通りバーディ合戦が展開された第1ラウンドに、プロ3年目の川上優大(かわかみ・ゆうた)が食らいついた。1つスコアを伸ばして迎えた後半アウトで3番からの4連続を含む5バーディ。アマチュアへのレッスンを家業とする24歳が、首位とは2打差の6アンダー5位タイで滑り出した。
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プロ初年度の2016年に下部ツアーで1勝したが、レギュラーツアーではキャリアでまだ決勝ラウンド進出がない。今季は主戦場のAbemaTVツアーでも獲得賞金ゼロと苦しんでいる。今週も同ツアーが開催されているが、主催者推薦を受けた今大会をチョイス。「上(レギュラー)で刺激をもらってプレーしたいと思った」と、まずはチャンスを生かした。
ティーチングプロの父・幹遂(みきやす)さんの手ほどきでクラブを握り、野球や陸上で体を鍛えながら中学生の時から本格的にゴルフに打ち込んだ。ツアーでなかなか結果が出ない分、遠征費は東京・立川市のインドアスタジオで家業であるレッスンで賄う。試合がある日以外はほぼ毎日店頭に立ち、教えるアマチュアは小学校1年生から70歳以上のベテランまで多数という。
「小学生でも特に始めたての子には(ゴルフの)楽しみを感じてほしい。まずは好きなように打ってもらっています。その子の話すペースなどを見ながら、教えるスピードを考えたり…。男の子と女の子でも(教え方は)違いますね」。ツアーに浸るトッププロたちとは異なる形で社会性も磨いている。
下積みが長くなろうとも目指すのはあくまでも、ツアーでの活躍。まずは生徒にイイところを見せたい。(福島県西郷村/桂川洋一)
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