米PGAツアーが東京支社を設立 その狙いとは?(2016年10月)
日本男子ツアーが米国男子ツアーと提携 10年間の基本契約を締結
国内男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は19日(木)、米国男子ツアー(PGA TOUR)と提携に関する基本契約を結んだことを明らかにした。期間は2017年11月から10年間。
両ツアーが今後、関係性を緊密にすることで互いの発展を相互支援するのが狙い。日本ツアー側はトーナメント運営や選手教育にかかわる米ツアーのノウハウを積極的に取り入れたい考えで、マーケティングやプロモーション活動においても連携を密接にすることで、互いのさらなる飛躍を促す。
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すでに今月の選手総会および最終予選会の会場で、来日中だった米ツアー幹部が日本の選手を前に講義を行った。JGTOの大西久光副会長は「PGAツアーからも熱心に(契約に関して)お誘いいただいた。今後も(講義等で)選手に話をしていただく機会を設ける」と説明。
米ツアーはレギュラーツアー、下部ツアー、予選会というレベル別の舞台がそれぞれ充実し、強固なピラミッド構造が成り立っていることを例に出し、「世界のプロゴルフではアメリカツアーがシステムでも一番進んでいる。日本でも学びたいことがたくさんある。石川遼くんや松山英樹くんのような若い選手が出てくるのを待つのではなく、出てきやすいシステムを作り上げたい」と話した。
米ツアーは昨年10月にアジア全域の中核オフィスという位置づけで東京支社を設立。今回の契約締結をきっかけに、日本国内での米ツアー大会の共同開催に向けて協議を進めるという。
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