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男子ゴルフの観客数&視聴率はダウン 石川遼の国内復帰の影響は

26試合が組まれた2017年の全日程を終えた国内男子ツアー。年間4勝を挙げた宮里優作が自身初の賞金王に輝くなど白熱したシーズンについて、テレビ視聴率とギャラリー数から検証した。

日本ゴルフトーナメント振興協会のまとめによると、総ギャラリー数は昨年比5万6876人減の29万2805人(アジアシリーズ2試合を除く)。近年のピークだった2010年(60万7309人/25試合)から半減以下となる30万人を割り込んだ。台風により10月の「ブリヂストンオープンゴルフトーナメント」「マイナビABCチャンピオンシップ」2試合の最終日が中止となった影響も小さくなかった。

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17年にもっともギャラリーを動員したのが4月の「中日クラウンズ」で2万5898人。2番目は国内初戦の4月「東建ホームメイトカップ」で1万9653人、3番目は松山英樹の国内ツアー初戦となった11月「ダンロップフェニックス」で1万7813人だった。4番目には10月のメジャー戦「日本オープン」(岐阜県/岐阜関CC)が1万6869人で続いたが、前年大会(埼玉県/狭山GC)の4万5257人から比較すると、約63%減と大幅な減少。注目選手の不在(前年は松山、石川遼アダム・スコットが出場)も大きく影響したと思われる。

一方、最少だったのは新規開催の9月「ISPSハンダマッチプレー選手権」。3回戦から決勝戦までの5日間で2704人となり、ツアー歴代3番目の少なさだった。

テレビ視聴率でも苦戦を強いられた。優勝者が決する最終日(ビデオリサーチ調べ/関東・地上波のみ)の平均視聴率は、前年比1.8ポイント減の3.6%。もっとも数字が高かったのは、ともにメジャー戦の「日本オープン」と「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で6.4%だったが、いずれも前年大会を下回る数字だった。

ただ米国ツアーのシード権を喪失した石川が10月「日本オープン」から7試合に出場した。復帰から5試合連続で予選落ちしたが、自身のシーズン最終戦「カシオワールドオープン」(11月)では完全復調を予感させるプレーを披露。決勝ラウンド2日間で「66」をそろえ、優勝スコアに1打差の2位タイで終えた。

予選落ちが続き視聴者の反応は鈍かったものの、はじめて上位に絡んだ「カシオワールドオープン」で視聴率はメジャーを除いた大会中トップの5.4%を記録。米ツアー出場権を失った石川は、2018年も引き続き日本を主戦場にする見込みで、6年ぶりの国内ツアー本格参戦でゴルフファンの関心を呼び戻す活躍が期待される。

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