「三井住友VISA太平洋マスターズ」3日目スコア
2017年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/09〜11/12 場所:太平洋クラブ 御殿場コース(静岡)
半袖姿の19歳 キム・シウーの“弟分”は時差ボケで優勝争い
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 3日目(11日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7246yd(パー72)
45回目を迎えた伝統の大会で、未完の大器が優勝争いに居座った。任成宰(イム・ソンジェ/韓国)は、現在米下部ツアーの来季出場権をかけた予選会に出場中の19歳。参戦2年目の日本ツアーで初勝利に向け、単独2位で54ホールを終えた。
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夕方になるにつれて急激に気温が下がった御殿場コース。凍えるような寒さの中、スコア提出所を出てきた任は、半そでのポロシャツ姿だった。シード1年目の今季、前週までの20試合でトップ10入り8回。賞金ランキング14位につける期待の若手はこの日、2バーディ「70」でまとめ、通算13アンダーにスコアを伸ばした。
「リーダーボードは見ないようにしようと思っていても、目に入っちゃいますね。きょうは最終組の緊張感をプロの世界で味わえました。3日間でボギーがひとつだけ。あしたはパットがたくさん入ってくれるといいですね」。首位のスンス・ハンには1打差につけた。
韓国で多くのジュニアタイトルを獲得し、2015年末に日本ツアーの予選会を通過。早くも今年は、米下部ウェブドットコムツアーの予選会通過を目指して奮闘している。
前週にカリフォルニア州で行われた3次予選を突破したばかり。通過圏外で迎えた最終日、スコアを8打(そのうち、バックナインで7ストローク)伸ばしてみせた。今週は開幕2日前の7日(火)に日本に入った。今大会は初出場で、事前ラウンドは9ホールを回っただけだった。時差ボケは「1日10時間くらい眠ったりして」、ようやく治りつつある。
現在の韓国ナンバーワンプレーヤー、米ツアー2勝、世界ランキング45位のキム・シウーと同じマネジメント事務所に所属する。「(キムが)去年、PGAツアー(ウィンダム選手権)で初めて勝って『いいなあ』と思って。今年また(ザ・プレーヤーズ選手権)で優勝して、行きたい気持ちが強くなった」と、太平洋の向こうへの思いは日々大きくなるばかりだ。
12月の最終予選会は日本ツアーの最終戦「日本シリーズJTカップ」に出場後に臨むつもり。日本ツアーでのタイトルを勝ち取れれば、きっと自信になる。(静岡県御殿場市/桂川洋一)
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