今なお台風21号の爪あとが残るコース。日曜日は再びの悪天候が予報されている

◇国内男子◇マイナビABC選手権 3日目（28日）◇ABCゴルフ倶楽部（兵庫県）◇7217yd（パー72）

日本の南海上を北東に進む台風22号の接近にともない、最終日（29日）の悪天候が予報されている「マイナビABC選手権」。暴風による影響は少ない見込みだが、降雨によるコースコンディションの悪化が懸念されており、前週「ブリヂストンオープン」に続いて再び競技短縮の可能性がある。

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2週連続で最終日が中止となれば、記録が残る1985年以降ではツアー史上初めて。中止の際は、第3ラウンドを終えて首位に立つ小鯛竜也が優勝者となる。

大会を主管する日本ゴルフツアー機構（JGTO）は、3日目を終えた時点で72ホールの完遂を目指す方向だが、雨量がピークに達する29日の正午から夕方にかけては10mmの強い雨が予想されており、開始の遅れや中断を見据え、第1組は午前7時45分、最終組は9時25分のスタートを予定している。

この日は日中を通して雨天に見舞われ、選手によれば、すでに薄っすらと水が浮いたグリーンもあったという。小山俊一トーナメントディレクターは「2、3mmの雨が続くとプレーができなくなる」と説明。日没時間から逆算して第1組が9時30分ごろまでにスタートができないと判断されれば中止となる見込みだ。

なお、現時点ではギャラリーに向けた入場規制は設けられていない。