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日本オープン初制覇なるか?流れを切らさなかった松山英樹

◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目(15日)◇狭山ゴルフ・クラブ(埼玉)◇7208yd(パー70)

ムービングデーの土曜日に、この日のベスト「65」をマークした松山英樹が通算4アンダーとして単独首位に浮上した。予選を通過した66人の平均スコア「73.652」から8打以上も少ない圧巻のプレーだった。

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決勝に入って2サムとなり、この日のラウンドは約4時間。スムーズな18ホールをその時間以上に短く感じさせたのは、プレーの流れが切れなかったからだろう。

2番(222yd/パー3)で7Iのティショットをピン左1mにつけて初バーディ。同組の小平智が先に上から1.5mのバーディパットを沈めており、組の雰囲気も序盤からポジティブなものとなった。

9番から13番までは5連続バーディとした。9番(パー5)は3Wの2打目を奧のカラーまで運び、10番はグリーン奧のラフから約8ydをチップイン。打った瞬間、強めに飛び出したが、「あー、止まれ!当たれ、当たれ!」という松山の掛け声に応えるように、球はピンに当たってカップに沈んだ。

12番で4連続目のバーディを奪った松山がさっそうと13番ティに向かうと、1オン可能なパー4のティグラウンドには、前組の堀川未来夢B.ケネディ(オーストラリア)がティオフを待っていた。そのまま合流して堀川らと談笑を始めた小平とは対照的に、松山は数メートル手前で立ち止まり、しばらくすると脇のロープをまたいでトイレへと消えていった。戻ってくると、既に前組はティオフしていた。

この日、ティショットで「ファー!!」と叫んだことは3度あった。5番は左サイドの松の木に当たって跳ね返りフェアウェイに出た。7番は左の林からフックを掛けてグリーン手前まで運び、アプローチを30センチに寄せた。14番は右の林からスライスを掛けてグリーン左手前のバンカーに入れ、下3.5mにつけたパットを沈めた。フェアウェイを外したこの3回を、いずれもパーで切り抜けた。

まだ3日目。「優勝が決まるわけではない」と、松山のプレーにはいくばくかの余裕もあった。12番(パー3)のティショットをピンそば1mにつけてグリーンに歩いていくと、小さな男の子から「ひー君、もう1回!」と声が掛かった。松山は声の方を振り返ってニコッと笑った。

5度目の「日本オープン」(プロとしては初出場)で初めての首位に立った。もちろん、最終日最終組も今大会では初めてのこと。だが、日本ツアーで最終日に首位(タイを含む)から出た過去5回で、勝てなかったのは1度だけ。直近は4連勝中だ。

「悪いなら悪いなりにまとめられるようにショートゲームを練習したい。パッティングが決まらないとスコアを伸ばせないので、しっかりパッティング練習はしたい」。明日はプロセスよりも、結果がすべて。“日本一”の称号は自身の力でつかみ取る。(埼玉県入間市/今岡涼太)

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