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惜敗続く池田勇太 2位浮上にも厳しい自己評価

◇国内男子◇HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2日目(7日)◇石岡ゴルフ倶楽部(茨城)◇7071yd(パー71)

首位と4打差の20位から出た池田勇太が、4バーディ、ボギーなしの「67」でプレーして通算7アンダーとし、首位と2打差の2位に浮上して決勝ラウンドに駒を進めた。

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アウトから出た池田は4番(パー3)でティショットをピン手前3mにつけてバーディを先行。5番(パー5)ではフェアウェイからの第2打を、ピンまで残り約80ydのバンカーに入れたが、第3打のアプローチを3mに寄せて2連続とした。

スパイクマークに蹴られチャンスを逸した6番は50cmにつけるなど、前半のバーディホール以外はピンまで4m以内につけ、ショット精度が光った。「あとは入るか入らないかの部分」と表情は硬い。

後半は、ティショットは安定していたものの、パーを拾う場面の連続。バーディを奪った後半出だしの10番以降「バーディなしで気持ちの乗らない終わり方だった。自分としては何の変哲もないゴルフ。こんなんじゃダメ」と、上位浮上にも自己評価は厳しい。

前週を含め、ここ1カ月で2度の2位に泣いた池田は、いずれも最終日、最終ホールのボギーで優勝を逃した。「2位ばっかりですよ」と嘆いていた今週の開幕前から、現状を打破しようというキッカケを模索し続けている。

「成績は二の次。どんな状況であれ、入れなきゃいけないパットもあれば、自らがチャンスを作らなければならない場面がある。でもこれが今の自分」。敗戦の理由のひとつに、正念場で、今の自分にはそれができていない…という自責の念がある。

「タイミングなのか、ルーティンなのか、キーになる部分を探している。それを見つけながら、考えながらゴルフをすることが必要かな」。その答えの先にある勝利に向かって、池田は自身に問い続ける日々だ。(茨城県小美玉市/糸井順子)

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