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初の日本タイトルへ武藤は「予行演習」 追う2人は?

国内男子メジャー「日本プロ日清カップ」3日目は、怒濤のバーディラッシュで幕を閉じた。最終組を回った武藤俊憲ソン・ヨンハン(韓国)、谷原秀人の3選手がイン9ホールで記録したバーディ数は計15個。武藤が通算16アンダーの単独首位、谷原とソンが通算13アンダーで2位に並んだ。

前日に今季2度目のアルバトロスを達成した武藤は、2位のソンに6打差をつけてティオフしたが、序盤4ホールでいきなりの3ボギー。「(精神的な)弱さがあった。勝ちたいじゃなく、スコアを崩したくないと思った結果」と、バタバタとミスを重ねた。

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だが「これでアルバトロスの分(3打)がなくなった。ここからだと思えた」という5番で、この日初めてのバーディ奪取。8番でチャンスを逃し、11番でも「入ったと思ったのが、手前で止まった」と、すぐに流れは来なかったが「もう、ひと試練」と、冷静に受け止めた。

メジャー初優勝へ向け、「誰もが通る道」と武藤は言った。12番で「ヒットしたら入った」と、4mのバーディパットを沈めると、そこからは4バーディを積み上げた。「良い意味で予行演習になったと思う。(明日優勝するのに)一番簡単なのは、自分が6、7個伸ばすこと。ここでは3打差はあってないようなものだし、まずはそれを目標にしたい」と、力を込めた。

武藤を追いかける谷原は、1番(パー5)でグリーン上から「マウンドを2つ越えないといけなかった」とウェッジで寄せてバーディ奪取。さらに、8番以降の11ホールで7バーディを奪って「65」とし、スタート前の7打差を半分以下の3打に詰めた。

「前半、モタモタしてくれたので勝手に差が縮まってくれた」と、片ほおを上げた谷原。逆転優勝ならば、初のメジャータイトルだけでなく、2007年に達成して以来の2週連続優勝となる。

「林に入れるとアンダーパーは難しいし、フェアウェイに打てれば楽なゴルフができる。フェアウェイからのアドバンテージを最優先にしたい」と戦略は明確だ。今日のようなバーディ合戦も望むところだ。「楽しいですよ。お互い伸びて、ギャラリーも良いプレーを見られて、最高ですよ!」と微笑んだ。

もう1人、谷原と同じ通算13アンダーにつけるソンにとっても、日本タイトルは初めてとなる。「日本のトッププレーヤーと一緒に最終組を回れるので、まずは学びたい。その中で自分ができることの最善を尽くしたい」と抱負自体は謙虚だが、あなどれない存在だ。(北海道安平町/今岡涼太)

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