米開幕戦を制した新鋭がV王手 日本勢最上位は太田直己の5位
2016年 ISPSハンダグローバルカップ
期間:06/23〜06/26 場所:朱鷺の台カントリークラブ(石川)
ツアー未勝利37歳が孤軍奮闘 太田直己の歩んだ道
国内男子ツアー「ISPSハンダグローバルカップ」3日目。8位からスタートした太田直己が6バーディ、2ボギー「67」(パー71)でプレーし、首位と3打差の通算11アンダー5位タイに浮上した。上位8人(5位タイまで)のうち唯一の日本勢として孤軍奮闘し、プロ15年目の37歳がツアー初優勝に望みをつないだ。
アマチュア時代はナショナルチームにも加わり数々のタイトルを手にしてきた。2002年のプロ転向後は下部ツアーで2勝を挙げた。しかし、レギュラーツアーには定着できず、賞金ランク最高位は96位(2008年)と未だシード権の獲得はない。今週は「パットが良く入っている」と得意のパターが冴え渡り、この日は後半13番、16番とグリーン外からいずれも4mのバーディトライをねじ込んだ。
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3歳からクラブを握り始めたが、幼少期は根っからの野球少年。チームではエースで4番の花形選手として白球を追い、小学6年のときには投手として世界選抜メンバーにも抜擢された経験を持つ。本格的にゴルフに打ち込み始めたのは、中学3年生で出場した「日本アマ」で3位に入ったことがきっかけ。ゴルフの名門・水城高(茨城県)に進学し、プロへの道を歩み始めた。
今週は2日目に「63」のビッグスコアを叩き出し、強い風が上空を舞ったムービングデーもスコアを伸ばしての好ポジション。「こういう経験は多く積んでいるし、あしたも強い気持ちで伸ばしていきたい」。最終日は昨年10月の米ツアー今季開幕戦「フライズドットコムオープン」で初優勝を飾ったエミリアーノ・グリージョ(アルゼンチン)の背中を追う。
「日本人が頑張らないと盛り上がりませんよね」。長い下積みを過ごしている中堅が、その急先鋒となる。(石川県羽咋市/塚田達也)
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