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まだ3日目のジャッジとは?藤田寛之「日本を代表する大会」で2季ぶりVへ2差

茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで行われている「日本ツアー選手権 森ビル杯」は3日目を終えて、通算1アンダーのJ.B.パクパク・サンヒョン(韓国)を首位にして3打差以内に11人がひしめく激戦となった。連日「71」(パー71)の谷原秀人が1打差の3位。さらに1打差の4位タイに「70」をマークした藤田寛之がつけている。

「きょうはムービングデーのピンポジションだ」。スタート直前、大会を主催する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長に声をかけられた藤田。予選ラウンドで続いたサディスティックなセッティングから少しでも解放され、ビッグスコアも可能なコンディションを望んだが、終わってみれば「めっちゃ難しかったです」。疲労感は前日2日間となんら変わらない。だからこそ「結果的に伸ばせたのは非常に満足」と話した。

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13番(パー3)、8Iでのティショットをピンそば1mにつけ、この日伸ばしたスコアを2ストロークとした。もうひとつ…と期待された15番(パー5)でボギーを叩いたものの、ハイライトは最難関ホールの17番にあった。

左ラフから池越えの第2打、ピンまで残り199ydの場面で一度は6Iでのショットを考えたが、寸前で自重した。「最終日ならともかく、まだ3日目だ」。フェアウェイに60ydだけ進め、残り134ydの3打目でピンの右3mへ。パーパットを沈めると、自然とガッツポーズが飛び出した。

3勝を挙げた2014年シーズン以来のツアー優勝のチャンスが、国内メジャーの舞台で巡ってきた。「この大会も日本を代表する大会になってきた。青木さんが会長になってから初めての(ツアー主催)試合。こういうところで勝つと自信になるし、一目置かれる」。

後続の2オーバー7位グループの日本人選手には小田龍一矢野東谷口徹といった経験豊富な選手が並んだ。どの選手の1打も、試合を刻一刻と左右しそうだ。(茨城県笠間市/桂川洋一)

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2016年 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills

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