金庚泰、ヘンドリーが首位タイ 今平周吾が2差3位で最終日へ
2016年 〜全英への道〜ミズノオープン
期間:05/26〜05/29 場所:JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)
なかなか帰れない小平智のパット練習法
国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」3日目。7打差の7位からスタートした小平智が前半2番(パー5)でイーグルを奪ったほか、4バーディ、1ボギー「67」でプレー。通算9アンダー、6位タイへの浮上で首位と3打差に詰め寄り、今季1勝目へのチャンスを広げた。
「自信を持って打てている」というパットが冴え、首位発進とした初日からムービングデーでの再浮上。2番では3Iで2打目をピン右10mに2オンさせたあとのイーグルパットをねじ込み、「あれで気持ちがラクになった」と流れを引き寄せた。
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「今までみたいにパットで必死な感じがないから、組み立て方も違ってきた」と小平。高いショット力が光る分、ウィークポイントとされてきたグリーン上でのプレッシャーが減ったことで、リスクを冒してピンをデッドに狙う必要がなくなり、セーフティなマネジメントを選択できる好循環を生んでいる。首位の背中が離れかけた17番では、2打目でピンサイドではない広いエリアを狙って5mのチャンスを作り、最終18番(パー5)への連続バーディフィニッシュへとつなげた。
パット好調の裏には、「自分は飽きっぽいので、ゲーム感覚で始めた」という練習方法がある。カップから4方向に2ydの距離にティペグを差し、それぞれの位置からボールを転がしていく。「フック、スライス、上り、下り」のパットを12回(カップの周りを3周する)連続で入るまで続けるというものだ。
このオフから本格的に始めたもので、首痛により練習を控えていたこの1カ月近くも「オフ並みに練習して、自信がついてきた」と胸を張る。始めた当初は「2時間くらい入らなかった」という、なかなか過酷な練習法。試合期間中も、ホールアウト時刻にかかわらず居残りを続けている。
「やっぱり練習なんです。練習は嘘をつかない」。この日のラウンド後もショット、アプローチの調整を終えたあと練習グリーンで50分ほど過ごし、午後5時前にコースを後にした。(岡山県笠岡市/塚田達也)
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