2年前に「日本オープン」を制した地元コースが舞台。池田勇太は強い意気込みを示した

国内男子ツアー「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」は21日、千葉県の千葉カントリークラブ梅郷コースで開幕する。同コースは池田勇太にとって、2014年に開催された「日本オープン」で2つ目の日本タイトルを手にした舞台。「ここに帰ってくると、良い感じでプレーできる気がする。今週も勝ちにこだわりたい」と意気込みが強い。

池田は20日、約1年半前に勝利した時とのコース状況の違いを確認するように、9ホールの練習ラウンドをこなし、最終調整を終えた。「地元の得意コースで（パナソニックの冠大会を）再開してもらえたし、試合は違うけど、もう1回ここで勝てれば嬉しいですね」。会場がある野田市は、自宅のある千葉市からは約40キロ離れているが、紛れもない千葉県開催の地元大会。ホームでは誰よりも意気込んでいたい男だ。

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今年は例年より早い1月中にツアーが始まり、その分、契約フリーとなったクラブの調整不足が目立つ格好となり、万全とは言い難いシーズン序盤を送ってきた。ただ、「先週1試合を終えて、良い部分、悪い部分も分かってきた。対応もそれなりに出来てきたし、もう少しかな」と、6位で終えた前週の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」の結果は好材料だ。不安が少しずつ取り除かれ、「だいぶ良くなってきた」と言葉にも覇気が戻ってきた。

「調子も上がっていると思うし、そのまま行ければいいね」。この日は花粉対策のためにかけていたというサングラスを光らせ、こだわりの地元戦開幕を見据えた。（千葉県野田市／塚田達也）