今田竜二が1打差2位タイ発進 チェ・ホソン首位
2015年 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP
期間:11/05〜11/08 場所:総武カントリークラブ 総武コース(千葉)
筋トレ効果を実感 小田孔明は“股ズレ”に嬉しい悲鳴
国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」初日。今季未勝利が続く小田孔明が5バーディ、1ボギー「66」(パー70)にまとめ、首位と3打差の4アンダー5位の好スタートを切った。
「今週で3週間目。そろそろ結果が出せそうかな、と思っていたから良かったです」。小田が満足そうにうなずくのは、2週前「ブリヂストンオープン」から始めた筋力トレーニングの成果についてだ。
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さらにその前週の「日本オープン」で、同組でプレーしたアダム・スコット(オーストラリア)に1Wの距離で「30yd差もつけられた」屈辱により一念発起した。好んで行うことはなかったハードな筋トレに目覚め、「(次週の)VISAから最終戦にかけて結果が出ればいい」と話していたプラン通りの上昇気配。「ティショットが安定してきた。下半身がブレないから曲がらない」と言葉も弾む。
昨年から専属トレーナーとして帯同する齊田顕経(さいた・たかのり)さんが言うには、トレーニングを行うのは火曜日から土曜日までの週5日。1日30分から40分程度で、体幹の鍛錬をベースとしながらメインテーマは曜日ごとに分かれる。土曜日はストレッチ中心の軽めの内容とし、最終日にもっとも動きやすい体に仕上げるという。1週間のメニューは下記の通り。
月曜日/休養日(移動日)
火曜日/全身のトレーニング(約20種目)
水曜日/下半身のトレーニング(約15種目)
木曜日/上半身のトレーニング(約15種目)
金曜日/下半身のトレーニング(約15種目)
土曜日/ストレッチ中心
日曜日/休養日
負荷をかける用具は主にダンベルを用い、片手に1つずつダンベルを持ったスクワットだけでも、動作や態勢を変えるなど数種類に渡る。1週間目は5キロ×2個(計10キロ)を使用し、2週間目は7.5キロ(計15キロ)、今週は10キロ(計20キロ)と週ごとに負荷を増やし、「今週がマックスで、これからは20キロで続けていく」(同トレーナー)という。
今週開幕前の水曜日、トレーニングを終えてバテていた小田の太ももを触らせてもらったところ、発達した大腿筋の膨らみが手に伝わってきた。「もう、股ズレしちゃってさあ・・・」と苦笑いで話す表情は、どこか嬉しそうだった。(千葉県印西市/塚田達也)
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