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攻めるが勝ちか? 今年の「日本オープン」セッティング

国内男子メジャー第3戦「日本オープン」が15日に兵庫県の六甲国際GC東Cで開幕する。大会を主催する日本ゴルフ協会(JGA)は大会前日の14日、開催コースの六甲国際CC東Cについて、計画したセッティングにならなかったと説明した。直前までの日照不足と低温、さらにイノシシの出現による影響。コースの協力によって、なんとか日本一決定戦の開催にこぎつけたという。

コースセッティングシニアディレクター菅真知氏の説明によると、日本オープン開催にあたり、JGAとコースが事前に共有してきたコースセッティングの前提は、ラフの長さが100ミリ、グリーンのスピードを表すスティンプメーターが11フィート、グリーンの硬さを表すコンパクションは24~25(山中式)。天候に翻弄された結果、ラフは想定までは伸びきらず、グリーンは数週間前にウィルスが発生したことによりプレー可能な状態への復旧に時間を要した。

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菅氏は「先週は入場者制限をしてもらって、この金土日は完全クローズ。それで、急速に回復した」と話した。それでもコース外周の1、2、6、13番のグリーンは影響が大きいという。復旧したてのグリーンはまだ芝の根が伸びきらず、ローラーなどで圧を掛けることもままならないため、軟らかく、スピードも重い。

総距離7394ydでパー72というコース自体は充分な距離を誇っているが、難しくなればなるほどモチベーションがアップするという小平智に言わせると「少し寂しい」セッティングとなることが予想されている。

JGAのチーフコースセッティングディレクターである山中博史氏は、「スピードが出ていない分、ピンの位置を振ることができる」と、可能な範囲での難セッティングを目指す方針を明かした。プレーする側のアダム・スコット(オーストラリア)も、「グリーンがソフトだから、主たるディフェンスはピンポジションになるだろう」と同様の指摘をし、セッティングのイメージを頭に浮かべている。

だが、ディフェンディングチャンピオンの池田勇太は「みんな簡単っていうけど、そんなに簡単なのかなと思う」と首をひねる。「距離も長いし、バーディを獲れそうなホールもあれば、ボギーを打ちそうなホールもある。パー5だって1つも(2打では)乗らない」と、警戒心は失わなかった。

菅氏は「バーディを獲るために攻めてこられない選手は上位に行けない。グリーンに乗せて2パットという攻めだけでは面白くないので、フェアウェイからピンをデッドに刺すような攻めが見られるようなメリハリをつけたセッティングにしたい」と話した。選手の技術と勇気を存分に引き出すコースセッティングで、興味深い日本一決定戦となりそうだ。(兵庫県神戸市/今岡涼太)

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