片山晋呉が1年半ぶりの首位発進 石川遼は3打差で3位
2015年 トップ杯東海クラシック
期間:10/01〜10/04 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
最新器具で腰痛も改善 片山晋呉が「大好き」な三好で首位発進
愛知県の三好CCで開幕した国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック」初日。2013年覇者の片山晋呉が7番(パー5)でのイーグルを含む、7バーディ、2ボギーの「65」をマーク。朝から冷たい雨が降り続いた難コースを攻略し、後続に2打差をつける7アンダー単独首位発進を切った。
「このコースは大好き。だって難しいじゃないですか。そこがいい」。距離は長くてラフは深い上に、フェアウェイに運んでも油断はできない。左右からせり出す木々によりブラインドになることも多く、緻密なマネジメントとショットの精度が求められる。「(ドローとフェードの)両方の球が必要になる」という18ホール。国内屈指のショットメーカーは、本領発揮とばかりに好スコアへつなげてみせた。
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「春先にグーッと伸びて、夏場に落ちて、秋にまた上がってくる。僕のいつものパターン」と言い切る片山。さらに今年は、高額賞金が続く秋のシーズンに向けて準備もしっかりと整えてきた。長く抱えてきた腰痛改善のため、6月ごろから都内のジムで「日本に3台しかない“エックスボディ(X BODY)”を使ったトレーニング」を取り入れたという。
『X BODY』の公式ホームページによれば、海外から導入された最先端のトレーニング用具で、ボディスーツのような器具を体に装着して行うもの。「きつくて20分しかできない」と体への負担は大きいが、主に腰回りのインナーマッスルを鍛えることで「体が安定しているし、1つ1つのショットがぜんぜん違ってきた」とその効果に満足げだ。
「この3週間は調子が良かったし、三好でピタッとはまれば優勝できると思っていた」と描いていた青写真に向けて、これ以上ない好発進。三好CCでは過去17回の出場で、13年の優勝を含む10度のトップ5を記録している。「明日からも仲良くしていきたい」と、得意コースで充実の笑顔を向けた。(愛知県みよし市/塚田達也)
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