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39歳でツアー初戦の金子敬一が予選通過 吉兆の雨再び!

2015/07/24 20:48

39歳で迎えた初のレギュラーツアーで決勝 39歳で迎えた初のレギュラーツアーで決勝ラウンド進出を決めた金子敬一

国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」2日目。今季国内初戦の松山英樹が話題の中心を占める中で、初めて挑んだレギュラーツアーで予選通過を果たした1人のベテランが、静かに喜びを噛みしめた。今年11月に40歳の誕生日を迎える金子敬一。カットライン上の通算4アンダー49位で2日間を終え、雨に濡れた顔をほころばせた。

「上出来すぎて、涙が出るほどでした」

1999年のプロ転向からタイトルとは無縁だった。ツアー出場優先順位を争うQTでは10度の失敗を重ね、地元の練習場で行うレッスンを主な収入源として生活してきた。

そんな金子が今年、転機をつかんだ。7月の下部チャレンジツアー「HEIWA・PGM Challenge II in 霞ヶ浦 ~ Road to CHAMPIONSHIP 2015」に出場。大会最終日が降雨のため中止になり、初日のスコアで首位に並んでいた金子ら2人が雨中をついてプレーオフを決行し、ついに手にした念願の初優勝だった。運命的にも思える展開に金子は「嫁さんにも苦労をかけてきたし、いろいろなことが走馬燈のように蘇りました」と、溢れ出る感情を堪えきれず男泣きしたのだった。

今大会への出場権はその優勝で掴んだもの。きょうも貴重な2バーディを奪ったラウンド後半、雨が降り出した。

プロ転向から16年の歳月を、金子はこう振り返る。「周りではよく“苦節”と言われますが、苦しいと感じたことは1度もなかったです。僕はスーパープラス志向なので、あまり考えたことはないですね」。QTの度重なる失敗も、「勉強、勉強という感じで。順調に、少しずつ成長してきたと思います」と、小さな1歩を前へ前へと踏み進めてきた自負があった。

金子は高校2年生で予期せぬ事故に遭い、右手の親指・人差し指・中指の3本の第一関節より先の部分を失った。それをハンデとせぬ努力でカバーし、プロゴルファーとしての現在に至る。「これがあったからこそ、“負けないぞ”という気持ちが強いことはあると思います」。金子の不屈の精神を物語るエピソードの1つだ。

「今週は、自分の中で一番大きな大会。今は実感が湧かないけど、自信にはつながると思います」。

夢に描いてきた大舞台で、賞金獲得の関門はくぐり抜けたが、まだ折り返し地点。最終日には、夫人と子供2人の家族が応援に駆けつける予定だという。空模様はいかに?(福島県西郷村/塚田達也)


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