前半のチャージを上位発進につなげた小平智

国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」が2日（木）、北海道のザ・ノースカントリーGCで開幕。スコアを伸ばし合う展開の中、雨に祟られた午後組からスタートした小平智がリーダーボードの上位に名前を載せた。前半18番（パー5）でイーグルを記録したほか、4バーディ1ボギー「67」をマークし、首位と2打差の5アンダー4位の好スタートだ。

17番までに3バーディを奪い、18番のイーグルで締めくくった「31」の前半を「完璧だった」と自画自賛。後半は「雨が降って守りに入ってしまった」と伸び悩んだが、前半の貯金を生かして好発進につなげた。18番はピンまで269ydの2打目をグリーン手前のカラーまで運び、「寄せようと思ったパットが入った。ラッキーだった」と15mのフックラインをねじ込んだ。

＜＜　下に続く　＞＞

前週に続いてコースに駆けつけた古閑美保。ロープの外から心強い声援が飛ぶ

ロープの外では、前週に山梨県で行われた「ISPSハンダグローバルカップ」に続いて交際中の古閑美保が観戦。大きなリュックを背負って18ホールをついて歩き、イーグルの場面でも嬉しそうに拍手を送った。

「良いところを見せようと力にはなるし、頑張ろうとは思います」と、北海道まで応援に駆けつける彼女は小平にとって心強い存在だ。古閑は前週と同じく報道へのコメントを控えたが、これもフィールドに立つ“主役”を立てるための気遣いか。ホールアウト後も古閑は小平を追ってドライビングレンジへ移動し、傘を手に、雨の中で打ち込む姿を見守っていた。（北海道千歳市／塚田達也）