谷原秀人は3打差8位発進。最近は「不幸ばかり」とこぼす空気を一掃したい

国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」初日を4アンダー8位と上位で終えた谷原秀人。「良いパットも決まって、全体的に危なげなかった」と、4バーディ、ノーボギーの好ラウンドを振り返った後、苦笑いで言葉を続けた。「最近は僕の周りが不幸だらけなのでね・・・」。

6月「ツアー選手権」では第2ラウンドの途中で腰痛により棄権を強いられ、ホスト大会として迎えた前週「ISPSハンダグローバルカップ」は、開幕前に左足を痛めたことも響いて今季初の予選落ち。予選落ち翌日の前週土曜日には、自宅のジムで懸垂をしているときに首を痛めたという。

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極めつけは、さらに翌日、今大会直前の日曜日に自宅で見舞われた自動車の盗難だ。朝目覚めると、主に遠征用に使用していた白のトヨタ・ヴェルファイア（メーカー価格／約320万～700万円）が駐車場から消えていた。「納車は6月の頭。乗ってから1カ月経っていないのに…」。最近は父の直人さんが病にかかったことも明かし、「今年は良いことがない」と表情を曇らせた。

「まあ、7月になったから。（悪いことは）そろそろ最後にしないとね」。不幸続きの上半期を終えて、重苦しい流れにピリオドを打つ一戦としたい。（北海道千歳市／塚田達也）