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岩田寛がジャンプアップ2位「まだ半信半疑」

埼玉県の太平洋クラブ江南コースで開催中の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」は最終日を前に、アダム・ブランド(オーストラリア)が通算17アンダーまでスコアを伸ばし、後続に6打差をつけた。11アンダー2位で川村昌弘と並んだのが、3日目に7バーディ、ノーボギー「64」をマークした岩田寛。ツアー通算2勝目のチャンスを国内メジャーの舞台で残した。

最終組よりもおよそ2時間早くホールアウトした岩田は、今季のベストスコアにも顔色を変えなかった。「うーん…」、「うーん…そうですね…」。懸命に言葉を絞り出そうとするが、胸の内から本音を見つけるのに時間がかかる。

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「調子が悪くてもスコアがいい時はある。でも、きょうは不思議とチャンスが多かったですね」。序盤2番で3mを沈めたのをきっかけに、バーディチャンスを次々と活かした。とはいえ本調子とは言い難い。だから「なんにも思わない……いや、なんにも思わないってことはないですね。やったー、というくらい」と控えに喜びを表した。

年明けから米ツアー「ソニーオープンinハワイ」など海外の試合でシーズンインしたが、調子が上がらない。8Iで100ydほどしか飛ばない時期もあった。前週のオープンウィークには沖縄でリフレッシュしようとしたが、「友達とゴルフをして。4人で“3対1”で勝負した。僕が1でやったんですけど、勝てなくてイライラした」。思えば今大会の入りも不調で「初日、前半は全然パーオンできなくて…もう一生グリーンに乗らないんじゃないかと思った」という。

だが「ティショットを曲げて、変なラフからグリーンに乗った」。そんな一打から、少なくともスコアの上では、いい流れに乗ることがあるのもゴルフの面白いところ。「最悪な調子からは…抜け出せたのかもしれない」

昨秋に世界選手権「WGC HSBCチャンピオンズ」で3位に入り、海外挑戦への視界も開けたが、今大会優勝で得られる長期シードへの興味はまだ薄い。「僕は1年、1年が勝負。勝つことにはモチベーションがあるけれど、5年シードに、というのはないですね」

いまはただ自分のゴルフを何とかしたい。「復調のきっかけになる?半信半疑。ちょっとプレッシャーがかかってきたらどうかなと。いい位置にいるので、いい機会なのかな」。顔色はまだ、同じだった。(埼玉県熊谷市/桂川洋一)

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2015年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

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