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石川遼 36位予選突破も歯がゆさ残る「5cmのズレ」

イーブンパー48位から「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」2日目をスタートした石川遼は、4バーディ、1ダブルボギー「69」(パー71)と伸ばし、通算2アンダーの36位で決勝ラウンドに進出。スタートホール(10番)をアプローチミスからダブルボギーとしたが、以降は「良いゴルフができた」と着々とバーディを重ねてのナイスカムバックだった。

「7割くらいは満足に打てた」とショットの感触は上々。通算イーブンで迎えた2番(パー5)では、ドライバーで打ったティショットをフェアウェイに運び、残り262y、打ち下ろしの2打目を6Wで2オン成功。8mから2パットに納めて通算1アンダーとし、予選通過の安全圏に入り込んだ。「良いショットが2回続いてのバーディ。このショットがあれば、どこのコースでも通用する」と胸を張った。

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しかし、連日の31パットが石川の加速を鈍らせる。初日はタッチに苦しんだが、この日はラインの読み。「ボール側から読んだときと、反対のカップ側から読んだときの見え方が違う。その違いの幅が大き過ぎる。自分の中で、ちょっとした錯覚が起きているような気もする」

ボール側とカップ側、両サイドからラインを読んだ時のズレ。石川の中で成立する許容範囲は「1、2cm」というが、この日は「5、6cmは違っていて、どちらを信じればいいのか・・・」と苦笑い。「ことごとく良いストロークはできている」だけに、「その5cmくらいのズレ」が悩ましい。

「タッチにも、読みにも、自信を持ってやっていくしかない」。ホールアウト後は、練習グリーンで黙々とボールを転がし続けた。(茨城県美浦村/塚田達也)

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2014年 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦



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