先週最下位の池田勇太が大会連覇を狙う
2014年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント
期間:10/30〜11/02 場所:ABCゴルフ倶楽部(兵庫)
プロ野球界で藤田寛之のスイング信者が急増中
国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の大会前日、プロアマ戦で藤田寛之と同組でラウンドした元プロ野球選手、阪神タイガースで活躍した桧山進次郎氏が、藤田のスイングそっくりのフィニッシュをとった。インパクト後のフォロースルーは、左脇を空けてクラブのシャフトがおでこの高さで止まった。
「ゴルフスイングをいろいろ研究した結果、藤田プロのスイングに行き着きました」。憧れの藤田とのラウンド中は、ドライバーショットに限らずアイアンやアプローチなど積極的に質問した桧山氏。素振りを数回するだけで、すぐに自分のものにする勘の良さは、流石スポーツ選手だ。
<< 下に続く >>
共に45歳ということで、ラウンド中も会話が途切れることはなった。「噂には聞いていたのですが、桧山さんは本当に僕のスイングに似ていましたね(笑)。聞けば、野球のスイング理論から言っても、僕のスイングが理想に近いって言われて、なんか嬉しいですよね」。ゴル界ではなく、元プロ野球の一流選手から「理想的」と言われて照れる藤田。
「野球界には同年代がけっこう多いんですよね。立浪和義(元中日ドラゴンズ)さんは以前からの知り合いです。立浪さんは相当ゴルフをしていますし、ゴルフに詳しい方で、何度かアドバイスを求められています」。プロのトーナメントにも出場経験のある立浪氏とは一緒にラウンドする機会もあり、やはり同い年ということで話に花が咲くようだ。
さらに「今週、月曜日にはプロアマのイベントに参加し、そこで今江敏晃(千葉ロッテマリーンズ)さんにお会いして、僕のスイングを覚えたいって言われたんですよ。野球界に自分のスイング信者が増えているんですかね」。今江氏とはラウンドを共にする機会はなかったが、スイングの考え方などを聞かれ、わかりやすいようにアドバイスを送ったと言う。
今季も賞金王争いの渦中にいる藤田。独特のフォームを貫いてきたことで、スイングに対する多くの信者が45歳の戦いを見つめている。(兵庫県加東市/本橋英治)