藤田寛之が逆転で今季3勝目 賞金ランクトップに浮上
2014年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ
期間:09/25〜09/28 場所:大利根カントリークラブ 西コース(茨城)
米ツアー開幕前の最終戦 石川遼は36位でアメリカへ
茨城県にある大利根CC西Cで行われた「アジアパシフィックオープンダイヤモンドカップ」の最終日。石川遼は3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「71」とスコアを伸ばせず、渡米前の国内ツアー最終戦を36位タイで終えた。
10番スタートのこの日、石川は12番でティショットを前日同様、右ラフに入れ、「昨日、3打目の風の読みが難しかったので、少しでもグリーンの近くまで運ぼう」と、前方へのレイアップを試みた。だが、これが枝に当たって林の中へ。3打目でグリーンをとらえるも、3パットのダブルブギーと序盤からつまずいた。
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その後、3バーディを取り返して折り返したが、後半は1ボギーとスコアを伸ばすことができなかった。
「ダボのあと、10バーディくらい獲ってやろうという気持ちで、集中力を切らさずにできた。自分の課題もできることの方が増えてきたし、すごく良い流れではないけれど、練習が足りないということを再確認することができた」と、米ツアーの来季開幕に向けた渡米前の最終戦を、ほろ苦い思いで締めくくった。
「自分のプレーができたら上にいける」という手応えはつかんだ一方で、「やるべきことができていない」という実戦上の根本的な問題も露呈した。「今週、片山(晋呉)さんと一緒に回って、どんなショットでも一連の動作がゾーンの中に入っていて、それは自分に足りないものだと思った」と石川。練習場でのスイングを、いかに本番でも再現するか。その課題は、残ったままだ。
「アメリカはコースも変わるし、場所も変わる。良いようにも、悪いようにも変わるので、気を引き締めたい」と前を向いたが、日本よりも競争の激しい米ツアーでの戦いに待ったはない。次週、水曜日に渡米して、翌週の「フライズドットコムオープン」から、新シーズンが開幕する。(茨城県坂東町/今岡涼太)