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20ラウンドぶりの好感触 遼「優勝目指して頑張る」

ここまで晴れやかな石川遼の顔を見るのは久しぶりだ。茨城県にある大利根CC西Cで行われた「アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ」2日目。4バーディ、3ボギーの「70」(パー71)でラウンドを終えた石川は、スコア以上にその内容に手応えを感じていた。

練習場でできるスイングが、試合でなかなかできない日々が続いていた。「ここ20ラウンド、ほとんどなかった。本当に久しぶり」。朝の練習から、試合を経て、ホールアウト後の練習まで。「朝を10(のスイングの状態)とすると、コースで10できたら、夕方の練習で11になる。こうやって良いスイングは作られていく」。

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その一方、グリーン上では苦しんだ。同組の川村昌弘が、ロングパットを易々とタップインできる位置まで寄せていくのを、うらやましく眺めることしかできなかった。8番ではカラーから3パットでボギーをたたいた。「グリーンに合わせていけてない」。深いラフからはグリーンに載せるのがやっと、というのが今週のセッティング。ロングパットは上位を目指す上で重要なファクターとなる。

だが「16番、17番くらいでつかめた」という石川は、17番でピン下4mのバーディパットを沈めるなど、好感触を維持してホールアウト。ティショットも「14番(1W)、15番(パー3)、17番(1W)、18番(1W)と良いショットが打てた」と尻上がりに調子を上げ18ホールをフィニッシュした。手に残った感触は「明日がすごい楽しみ」と、言葉にも力を与えた。

好転したきっかけは「やっぱり練習。練習することを捨てちゃいけない」とはにかんだが、目標は自然と上を向いている。「ここまで来たら優勝を目指して頑張る。明日は重要な一日になる」。首位のアダム・ブランドとは5打差しかない。埼玉県松伏町にある自宅からは車で30分ほどの準地元Vに、照準は定まった。(茨城県坂東町/今岡涼太)

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2014年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ



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